ゲームの里
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あやかしの城 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

とっつきやすい3DダンジョンRPG

 
  • ウィザードリィ等で有名なジャンルだが、本作はあらゆる面でシンプルに作られており、同ジャンルの入門作としては十分な出来。

  • 易しすぎず難しすぎずな良いゲームバランスなのも高評価。但しラスボスだけは激難。

  • また、バグやプログラムミスといったモノも(多分)無く、堅実な作りなのも高評価。

MAP(地図)がある為、迷いにくい

 
  • 迷路チックな場所が多く、ノープランで進むと戻れなくなるくらい迷い易いが、各フロアには「地図」が用意されており、そのフロアの全容(未踏破部分含む)を閲覧可能。

  • ただ、ウィザードリィの様なオートマッピング仕様では無い為、MAPを埋めていく面白さに欠ける一面もある。

良テンポ

 
  • 変なウェイト時間やムダな演出がない為、極めてスピーディにゲームを進める事が出来る。

  • また、GB初期の作品である為か、戦闘エフェクトが無いのも結果的に良テンポの要因となっている。

短所(Bad point)

ボス戦が単調

 
  • ボス戦では、回復以外の術が無効化される為、戦略のカケラもないガチバトルになってしまう。

  • 一応道具は有効だが、どれも効果が薄い為、基本的に序盤しか使い物にならない。

ラスボスだけが強すぎる

 
  • 最高LV、最強装備で挑むのが前提にある程強い。さらに速さで負けている為、行動は後手になる。

  • ラスボスは瀕死になると必ず金剛LV4を使ってHPを全回復する。さらに速さで負けている為、ラスボスを瀕死に追いやった上でこちらが運よく先制しないと倒せない…という運ゲー状態。

  • 道具でダメージ調整し、瀕死にせずに倒すという攻略法もあるが、それまでの難易度に相応しくない造りであると言える。実際、当時子供だった管理人はラスボスでこの発想に至らずに詰みました。

ストーリーが薄い

 
  • いきなり城の入口から始まり、何の為に城を攻略していくのかといった描写がない。

  • また、道中も城を攻略してはボスを倒して進むだけで、ストーリーは皆無。

  • エンディングも淡泊で、ストーリー部分は1分とかからずに終わってしまう。

  • 但し、説明書には一応あらすじの類は描かれている。ゲーム中の描写が少ないのも当時の低容量っぷりを考えれば妥当とも言える。

感想(Comment)

本作はGBでは珍しい3DダンジョンRPGで、しかも和風と特徴は立っている。
発売時期はGB初期の1990年で、ほぼ同期の「魔界塔士サガ」にRPGとしてのお株は奪われていた感はあったモノの、ゲームとしてのクオリティは本作も高い部類に入っていた。マイナーではありましたが…(´▽`;)
また、GBでの3DダンジョンRPGの代表格と言われている「ウィザードリィ外伝シリーズ」の初作より1年半前に発売されており、かなり挑戦的な作品であったと思います。

正直、クオリティはウィザードリィには届いていないものの、この「シンプルさと歯ごたえの同居」や「謎解き要素の充実」はなかなか出来るモンじゃないと思いますね。青竜殿の無限回廊には悩まされたモンです(;´ー`)
それでも、当時子供だった管理人でもラスボスに辿り着くまでは攻略出来たし、同ジャンルの入門編としては十分に名作だと言えます。

ただ残念なのは前述した通り、ラスボスの強さですね。瀕死になると必ず全回復行動を取るというのは子供にはなかなか分からないし、そもそも瀕死かどうかなんて倒した事がない内は分かりようがない。せめてヒントメッセージか何かで訴えかけてくれていれば…!

ストーリーの薄さも残念ですね。
「信長の配下として陰陽師である『道満』を倒したものの、信長は史実通り殺されてしまっていた。主人公のその後を知る者はいない…」と、OPからEDまで一行で書けてしまう程に薄い。
まあでも当時のゲーム水準ではあったと思います。考えてみればスーパーマリオ等も似たようなモンだし。

2014年現在ではバーチャルコンソール化はされていないようです、残念。今では安価で買えるようだし、10時間もあればクリア出来る作品なので、興味を持ったらちょいちょいっとクリアしては如何でしょうか?ヽ('▽'*)ノ


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