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●あやかしの城 - レビュー(ネタバレ含む)


GOOD POINT(長所)


とっつき易いシンプル3DダンジョンRPG
 

ウィザードリィ等で有名なジャンルだがあらゆる面でシンプルに作られており、同ジャンルの入門編としては十分な出来。
 

ゲームバランスも易しすぎず難しすぎずな造りとなっている。(但しラスボスだけは激難)

また、バグやプログラムミスといったモノも(多分)無く、堅実な作りなのも高評価。


MAPがある為迷いにくい
 

本作はのっけから迷路となっており、ノープランで進むと入口に戻ってこれない恐れがある程迷い易いが、
各フロアには「地図」が用意されており、入手すればそのフロアの全域(未踏破部分含む)をいつでも閲覧可能。

ただ、ウィザードリィの様なオートマッピング仕様では無い為、MAPを埋めていく面白さに欠ける一面もある。


良テンポ
 

変なウェイト時間やムダな演出がない為、極めてスピーディにゲームを進める事が出来る。

また、GB初期の作品である為か、戦闘エフェクトが無いのもハイテンポの要因となっている。


BAD POINT(問題点)


ボス戦が単調
 

ボス戦では、回復以外の術が無効化される為、戦略のカケラもないガチバトルになってしまう仕様。
 

一応道具は有効だが、本作の道具はどれも効果が薄い為、基本的に序盤しか使い物にならない。


ラスボスが強すぎる
 

最高LV、最強装備で挑むのが前提にある程。さらに速さで負けている為、行動は後手後手になるのがデフォ。
 

さらに瀕死になると必ず金剛LV4を使ってHPを全回復されてしまう。
似たラスボスとしてドラクエ2のシドーがいるが、アレは回復タイミングがランダムだった為、押し切る事も可能だったが本作ではそうはいかない。
速さで負けている為、瀕死のターンでこちらが先制してトドメを刺せるか…という運ゲー状態に陥る。

一応、道具で手傷程度のダメージをあえて与える事で瀕死にせずにトドメを刺すという攻略法もあるが、それまでの難易度に相応しくない造りであると言える。
(実際、当時子供だった管理人はラスボスでこの発想に至らずに詰みました)


ストーリーが薄い
 

いきなり城の入口から始まり、何の為に城を攻略していくのかといった描写がない。(説明書ありきの造り)
 

また、道中も城を攻略してはボスを倒し…とストーリーは皆無。

エンディングも淡泊で、ストーリー部分は1分とかからずに終わってしまう。


COMMENT(概要・特徴)

本作はGBでは珍しい3DダンジョンRPGとなっている。
さらに和風…なのだが、和風というだけなら「ONIシリーズ」「戦国忍者くん」等、何故かGBには数多い気はする。

発売時期は初期の頃で、「魔界塔士サガ」の半年後となっている。
GBでの3DダンジョンRPGの代表格と言われている「ウィザードリィ外伝1」の1年半前に発売されており、かなり挑戦的な作品であったと思います。

正直、クオリティはウィザードリィに全く届いていないものの、この「シンプルさと歯ごたえの同居」や「謎解き要素の充実」はなかなか出来るモンじゃないと思いますね。
青竜殿の無限回廊には悩まされたモンです(;´ー`)
それでも、当時子供だった管理人でもラスボスに辿り着くまでは攻略出来たし、同ジャンルの入門編としては十分に名作だと言えます。

ただ残念なのは前述した通り、ラスボスの強さですね。
瀕死になると必ず全回復行動を取る、というのは子供にはなかなか至れない発想だし、そもそも瀕死かどうかなんて倒した事がない内は分かりようがない。
せめてヒントメッセージか何かで訴えかけてくれていれば…!

ストーリーの薄さも残念ですね。
「信長の配下として陰陽師である『道満』を倒したものの、信長は史実通り殺されてしまっていた。主人公のその後を知る者はいない…」
と、OPからEDまで一行で書けてしまう程に薄い。
まあでも当時のゲームではこれが水準だったと思います。考えてみればスーパーマリオだって似たようなモンだしw

2014年現在ではバーチャルコンソール化はされていないようです、残念。
今では安価で買えるようだし、10時間もあればクリア出来る作品なので、興味を持ったらちょいちょいっとクリアしては如何でしょうか?

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END


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