ゲームの里
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ビタミーナ王国物語 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

オリジナリティ溢れる内容

 
  • ストーリーは異世界召喚モノだが、固有名詞の殆どが食物系で、オマージュ要素も多い。また、地球の環境問題提起も兼ねており、重厚感もある。

  • 戦闘は1vs1のコマンド形式だが、各ボタンがワンタッチで行動に直結しており、攻防の応酬も一度に行われる為、非常にスピーディ。

  • 当時のRPGでは少なかったマルチエンディングを採用している。(とは言っても最後の選択肢だけで微妙に変わるのみではあるが)

短所(Bad point)

アイテム・魔法欄の順番変更が出来ない

 
  • どちらも単純に入手順となっており、ソートは不可。

  • アイテムはともかく、魔法はカンポをはじめとして使用頻度が高い為、後ろに引っ込んでいると使いにくい。

状態異常の効果が薄すぎる

 
  • 状態異常に陥らせる魔法がいくつか存在しているが、状態異常そのものの持続時間が短い為、利用価値はほぼゼロ。

  • さらに、これらの魔法は何故か処分出来ない。カンポの所持数が削られるだけの罠と化している。

  • また、前述のソート不可問題も相まって魔法欄の上に陣取り続ける産廃となってしまう。

感想(Comment)

本作は1992年にナムコから発売されたRPGで、フォントからして「カイの冒険」や「ケルナグール」の開発陣が絡んでいるのではないかと予想される。当時はRPGといえばドラクエを模したモノが多かったが、本作は前述の通り、多くのオリジナリティを持った作品となっている。

まず目を引くのが、戦闘のコマンド設定を排し、ボタン一つで行動決定を可能とした「ダイレクトバトル」。RPGにおいて戦闘のテンポはかなり重要視されている点に着眼した、素晴らしいシステムと言える。各ボタンに対応しているアクションは後にナムコから発売されているテイルズシステムに繋がるモノがあるかもしれない。

さらに戦闘が終了する毎にオートでセーブされるシステムも採用している。通常のセーブは3つまで可能で、前述のオートセーブ部分は専用の4つ目のデータという具合。プレイ中の電池切れも安心ですね!

世界観はただモンスターと戦う世界観というだけでなく、固有名詞に食品を絡ませたモノが多いという珍しい設定となっています。(ボンレスハムを擬人化したモンスター「ボンレスゾンビ」等)

イノシシならぬ「イモシシ」とか、面白いネーミングの敵が多く、飽きない。

イベント面も、5人の王女とそれぞれ冒険したり、法律をルーレットで決まる町があったり、選挙で勝つ為に奔走したりとユニークなモノが多く、かつ同じ場所を何度も行ったりきたりさせられる類のモノは少ない為、プレイして飽きない内容となっている。また、各王女とのエンディングが用意されていたりとギャルゲーにも似た要素も含んでいる。好感度システム的なモノはなく、エンディング時の選択肢だけで内容が決定します。

尚、エンディングの中には最初に出会う婆さんも含まれている…オエッ(´Д`|||)
ちなみに管理人は次女のビーナが一番好きです。別にNTR属性があるワケじゃないですよ!?五人の中では最も落ち着きのある女性だからです。そういう意味では長女のエーナも捨てがたいですが…如何せんキャラ描写が少なかったのが残念でしたね。長女なのに不遇(´Д`|||)
ビタミーナ王国物語
ギャルゲー要素を置いても、コミカルなキャラ等も目を引く。

なんか可愛い中ボス。


事情により、一つのベッドで一緒に女の子と寝る事になり、(物理的に)妄想と戦う事になったり。敵に装備を奪われて裸で森を駆け抜ける事になったり(移動・戦闘グラフィックも専用のモノになる)

そんな諸々を考えても、ゲームボーイの低容量の中ではかなり頑張っているなーと感じられる内容ですね。それでいて、最終的には天下仏は主人公と同じ地球人で、ゴミで汚染された地球を救う為に、ビタミーナ世界にゴミを送り込む事で地球を救おうとしていた…等と環境問題提起も兼ねたストーリーとなっています。ギャグとシリアスが良いレベルで合わさってますね(´▽`)

前述の問題点に挙げた些細な内容を除けば、ゲームバランスも総合的に良いです。万人にオススメ出来る、プレイヤーの心に残り易い良作だと思います!
ただ残念ながらVC化等はされていない模様。妄想とか、裸で森を闊歩とか、天下仏の町の薬漬けになって「プルピャー!」している人々等がCEROを上げちゃったんですかね(´Д`|||)


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