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忍者龍剣伝 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★サクサクアクションゲーム
- よくある横スクロールアクションゲームで馴染みやすい。通常攻撃である刀と4種の忍術で、ザコをバンバン倒しながら進める爽快感のある内容となっている。
- ザコは基本的に一撃で倒せる為、慣れればサクサク進める。
- 但し難易度的にはサクサク進めるモノではない(後述)。
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★音楽が良い
- 耳に残る、アクションゲームとしてテンションが上がるBGMが多い。
- シアターシーンでも場面に合ったBGMがチョイスされ、見ごたえを高めるのに一役買っている。
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★ビジュアルシーン付きのストーリー
- 面をクリアする毎にグラフィック付きでイベントが展開される。(通称テクモシアター)
- これが良いカンジにストーリー性を高めており、面をクリアするやりがいを生んでいる。
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短所(Bad point)
★敵配置がイヤらしすぎる
- 穴を飛び越える ⇒ その先に敵が出現 ⇒ 穴に落下して即死 ⇒ (゚ロ゚#) というシーンが多く、慣れない内は怒号を上げる事も少なくない。
- 敵の配置を覚える事がある程度必要になっており、悪く言えば「覚えゲー」になっている。
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★ストレスの溜まる敵
- その最たる敵は鳥。どこまでも追いすがり、被ダメは3とトップクラスに痛い。それに焦っていると、ライフが尽きる以前に穴へ叩き落とされて終わったりする。後半になると2,3体の鳥に同時に追い立てられる事も。
- 他にもしつこく高速体当たりを繰り返す「蚤」や、体力が高く遠距離攻撃してくる「ボーリング野郎」等のイヤらしい敵がわんさかいる。そういうゲームだと言えばそれまでだが、前述の「敵配置」の事もあり、とにかくストレスが溜まる。
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★脅威の数面戻し
- ボスに敗北すると、その直前のステージ入口から再開するが、ラスボスに限っては何故か3面分戻される(6-4で死亡すると6-1に戻される)。
- 所謂6ワールドの最初に戻るのだから不思議はない…のだが、この3面分の難易度が激難の為、実際戻されると辛い。さらにラスボスが強い為、何度も6-1から繰り返す事になりかねない。
- しかもラスボスは3段階ある。1戦目を命からがら切り抜けたとしても、2戦目でやられたなら、また6-1からになってしまう。
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感想(Comment)
テクモが送る、現代に生きる忍者を主人公に据えたアクションゲームで、計3作にも及んだ「忍者龍剣伝」シリーズの初代作品。今なお「激ムズゲーム」と評されている程難しい事で有名。
実は管理人は2からプレイした人間でしたが、その2に比べたら本作の理不尽っぷりは群を抜いており、以下の様に死にまくる状況にド肝を抜かれたモンです(´Д`|||)
- 穴を飛び越えたら敵が待っていて、落とされて即死
- 穴の先の敵を手裏剣で倒したのにすぐに復活(画面端に出現ポイントがあるといくらでも復活する仕様)
- 鳥2、3体にコンビネーションアタックされて、あっという間に死
- ラスボスに倒されると、何故か遥か前のステージに戻される。
マルスの言う「地獄」とはまさにこのこと…ラスボスからの復帰点もマルスを倒した場所だし。プレイヤー自身も
「お の れ 邪 鬼 王」と言わざるを得ない。
しかし、慣れれば一応ノーミスでクリア出来るレベルの作品ではある。ファミコンにありがちな理不尽なクリア不可能ゲーではないのは間違いないでしょう。
当時の管理人の周りは、怒りと諦めと悲しみを抱きながらクリアを断念したプレイヤーが多かったが、そこをなんとか死んで覚えて、なんとかクリアした時は結構な達成感がありました。
とりあえず言えるのは、穴の先に敵を配置しなければ、もっとマイルドで常識的な難易度になっていたと思う。
惜しい作品だ…(´Д`|||)
リュウ・ハヤブサの戦いは
【忍者龍剣伝2 暗黒の邪神剣】に続く…。
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