ゲームの里
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メタルマックス / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

全体的に完成度が高い

 
  • 「竜退治はもう飽きた」のキャッチコピーで宣伝されていた通り、ドラクエに対抗して作られた事は想像に難くないが、従来のトップビューRPGでありながらオリジナリティに富んでおり、ファンタジーとは正反対を行く世界観とシステムは多くのプレイヤーを虜にした。

  • 戦車に乗ると戦闘力が飛躍的にupするというシステムが画期的で、なおかつゲームバランスはかなり良く出来ている。

自由度が高い

 
  • クリアフラグは数える程しかない。しかしイベント的に面白い場所は任意で行く場所に多い。

  • エンディングを迎えるだけならば「最初の戦車を入手⇒親父に引退宣言」ですぐ。時間にして15分もあれば可能。

  • エンディングを終着としないならば「戦車集め、賞金首狩り、全ての場所を周る」等、やる事は多い。エンディングに捉われず、道中を楽しむ事こそが本作の面白さと言える。

短所(Bad point)

仲間の名前変更が出来ない

 
  • 仲間2人の名前は主人公の名前で自動的に決まる(ドラクエ2と同じ仕組み)。そして永遠に名前は変更出来ない。

  • 戦車の名前は入手してすぐに付ける事が可能だが、これも変更は出来ない。戦車は入手のタイミングで名前を付ける事になる為、まだ戦車のイメージも固まっていない内に名付けを迫られるのも問題。また、戦車にはデフォルトネームが無く、8台もある為、上記の問題も加味して名付けでかなり悩む事になってしまう。

キーレスポンスが微妙に悪い

 
  • コマンド入力等のレスポンスが微妙に遅く、スピーディなプレイが出来ない。

  • とはいえ「他RPGに比べて微妙に」というレベルの為、気にならない人はいると思われる。

感想(Comment)

「竜退治はもう飽きた」というキャッチコピーで、RPGの王者ドラクエに対抗するが如く開発された「兵器と戦車で戦うRPG」。荒廃した地で、バイオニックモンスターがはびこる世界観はどこか近未来的な感じで、個人的にはファンタジーよりも感情移入しやすい。発売時期はドラクエ4から約1年後の1991年で「ラグランジュポイント」や「ナイトガンダム物語2」といった高クオリティな作品もちらほら発売しており、すでにSFCが発売されていた時期の為、FC後期の作品と言える。
それだけに当時は話題に上がりにくく、管理人はスルーしちゃってる作品でしたね。しかしSFCで発売されていた「メタルマックス2」のプレイをキッカケに、コレをプレイしたという流れでした。FC後期の作品だけあって、クオリティはかなり高く、戦闘中のアニメが有り、さらに戦闘速度を調整可能なのは素晴らしいですね(´▽`)

あとはメタルマックスを語る上で外せないのは戦車の存在ですね。この手の「飛躍的に強くなる要素」というのはヘタをすると無双になってしまい、ゲームバランスを大きく欠いてしまう危険性をはらんでいるが、本作は徒歩でしか入れない場所を多く設定する事で、戦車無双にならないようにうまく作ってあります。戦車愛がある人はより楽しめるかも?


登場する舞台としても「凍りついた町、電車で生活する町、大昔に建てられたビル跡で生活する人々」等、特徴に富んでいて面白いですね。ヘタなRPGだと、似た特徴の町が乱立してるだけなので…(´=ω=)
また、これらの殆どは通らなければいけないワケではないというのが探求心を掻き立ててくれます。管理人は初回プレイでは「カナベル」と「イーデン」の存在に気付かないままクリアしちゃいました(´▽`;)
地図的存在の「BSコントローラ」の入手が終盤な上に気付きにくい場所にあるのが良くないですね。だから2は冒頭で手に入る様にしたのかも。

ストーリー面では、何より良いのは「レッドウルフ」の存在ですね。ハンターの頂点といって良いくらいの存在感を冒頭から見せつけ、所々で現れてはビッグな所を見せてくれる憧れの存在…。しかし最後は卑劣な罠にハマり、自分の女の安否を知る事なく死んでしまった。「最強のハンターも惚れた女の事になると弱い」とか、「荒廃した世界では卑劣なヤツが勝つ」だとか、リアルな面もまざまざと見せつけられる、心に残るイベントですね。

なんでコイツを殺せるように出来てないんだ?(#^ω^)
ビキビキ

惜しむらくは、主人公が冒険に出る動機が薄いって事ですかね…。「モンスターハンターになりたい」というだけで…「ビッグな男になりてぇ」ということか?2の仇討ちみたいに、理由があったら尚良かった気がします。メカニックなんてただの戦車マニアじゃないかw よく最後まで付いてきたな…。

あと、ラスボス(ノア)と何度も戦えるというのが良く分かりませんね。個人的な理解としては「人間は地球の癌」だと判断したノアが、地球全体にバイオハザードをもたらしてじょじょに人間の排斥を狙った…しかし主人公がノアを破壊する事で人知れず阻止された。という流れだと思ってるんですが。何度も戦えるって事はノアの計画は終わってないような?不完全燃焼感がありますね。いっそ2みたいにラスボス倒したら終わり、の方がスッキリしたかも。親父に引退宣言でエンディング、というのは好きですけどね。まずオリジナリティがあるし、ハンターって職業も実際「ラスボス倒してお終い」じゃないハズだし。

まあなんだかんだ言っても、この作品はファミコンの中でもトップクラスに高クオリティのRPGだとは自信を持って言えます。最近は4まで発売したりと、急にメジャーなタイトルになりつつありますが、それらも含めて是非プレイして貰いたいタイトルですねヽ('▽'*)ノ


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