ナイトガンダム物語2 光の騎士 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★前作に比べ、全体的にクオリティup
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★必殺技の追加
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短所(Bad point)
★カードダスバトルの劣化
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★トドメのダメージが見えない
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★BGMの質が良くない
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★アイテムの持てる数が少ない
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★鍵のかかった扉がムダ
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感想(Comment)
ナイトガンダムゲーの第2弾。前作から1年後にあたる1991年発売でファミコンソフトとしては後期にあたり、「メタルマックス」「ラグランジュポイント」といった高クオリティなRPGが多く発売された年でもある。前作のラストでは、ガンダムがジークジオンを追ってどこかへ旅立って行った…というENDだったが、そんな事は別に無かった事になっている(むしろアムロが旅立っている)。他にも、前作ではガンダムは魔法を使えていたハズが、今作では使えなくなったりといった差異もある。前作はもう無かった事にし、原作準拠のストーリーにしたものと考えられる。
ゲームシステム的には、前作がドラクエのまんまだった所を一新し、オリジナリティのある内容に仕上がっている。特に移動速度upによりテンポ良く進められる所や、キャラが大きく描かれている所はキャラゲーとしての魅力を向上させている。店では商品のスペックが分かりやすく数字で表示され、下取りシステムも備えており、装備する際はポイントするだけで能力値の差異が見える等、ユーザーフレンドリー性を感じさせる。
ゲーム全体に大きなバグも無く、丁寧に作っている事も見て取れる。裏技欄で紹介している、下取りオーバーフローによる金稼ぎが出来てしまうのだけはうかつだなと思いますが。分散煙玉によるボス撃破は当時騒がれてはいませんでした。
戦闘においては前作に引き続き「分散、一斉」コマンドがあり、前作からのプレイヤーも違和感なく入れるのも魅力。一方で回り込みコマンドについてはオミットされている。あんまりメリットが無かったからだろうか?
原作でもアルガス騎士団編から設定としてあった「技・力・魔法」の相性についても再現しており「調べる」コマンドを行って敵の属性を読み取り、それに合わせた戦法を取るといった戦略性も生んでいる。といっても攻撃方法としては殴るor魔法しか無い為、実際は「力」属性に対して魔法はしない、くらいしか無いんですが(´▽`;) 後半ともなると、上図のガブスレイの様に、赤+青=紫で力&技というパターンもザラにあるので、あまり体を成さない仕組みなのが残念な所ですね。
ストーリー面では、前作がツッコミ所満載(※)だったのに対し、今作ではさほどオカシイ点は見受けられませんでした。
※ドラゴンベビーを容赦なく殺す、サタンガンダムとブラックドラゴンが同時に存在している、ナイトガンダムが魔法を使える等々。
オカシイ点があるとしたら、第5章で加入するガンダムが炎の剣を持っている事くらいかな?(原作ではブラックドラゴンを倒した際に失われている)。前作では確かに炎の剣は失われてなかったけど、本作終盤で出遭うネオブラックドラゴンは原作同様に炎の剣と一体になっているし…。ベクレジイオン戦で砕け散った三種の神器は、鎧・盾しか拾えないのも気になりますね。壊れた炎の剣は何らかの形でブラックドラゴンに渡り、同化した…という事なのかな。まあ細かい所で引っかかりはあるにせよ、ナイトガンダム物語を締める作品としてはふさわしい名作と思います。
ファミコンでは、さらに続編の3がありますが、こちらは円卓の騎士編という全く別のストーリーです。こちらも良作なので興味がある人はやってみるのも良いかと思いますね(´▽`)
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