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●SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語 - レビュー(ネタバレ含む)


GOOD POINT(長所)


入りやすいドラクエタイプRPG
 

悪く言えばオリジナリティに欠けるが、取っつき易いシステムと言える。
 

また、戦闘ではオートコマンドに該当する「分散」、全員の攻撃力を合わせて強力な一撃を加える「集中」という独特なコマンドがあるのも良い。
さらに5人目として2軍キャラが戦闘に参加する事があるのも他に無い要素と言える。


カードダスシステム
 
ゲーム内にカードダス機があり、リアルに存在していたカードを入手できる。
今回のストーリーに関わる【第一弾 ラクロアの勇者】と【第二弾 伝説の巨人】の全83枚+αが存在している。
 
一部の場所でカードダスバトルが可能。(但しストーリーで関わる事は殆ど無い)

現物同様、右下の文字をカードナンバー順に並べて読むと文章になる要素も面白い。


BGMが良い
 
全体的にBGMが良い。
個人的に特に好きなのは「フィールド」「通常戦闘」「ボス戦」「敵城」「エンディング」。
 
洞窟曲は泥棒が入るシーンで流れそうな曲だったり、エンディングの最後の音が怖かったりと、違う意味でも印象に残る。


BAD POINT(問題点)


死亡キャラのアイテムに触れられない
 

死亡キャラの所持アイテムには一切タッチ出来ない仕様となっている。
この為、ダンジョン奥に到達したが必要なアイテムに触れる事すら出来ず、帰還するハメに…という事もある。
 

その場で蘇生出来れば良いのだが、「リバイブの魔法」も「魂の玉」も終盤にならないと入手出来ない。


命中率が低い
 

物理攻撃の命中率がやや低く(体感で85%程度)、しゅっちゅう外れてはストレスになる事が多い。
 

集中コマンドで外すと全員分の攻撃が実質外れた事になる為、益々ストレスになる。
元々普通に総攻撃と変わらないのだから、集中コマンドくらいは100%命中でも良かったのでは…。


セーブデータが1つしかない
 

同時期に発売されたRPGでは大抵3つはセーブ出来る所が、本作では1つしか無い。
 

記憶媒体が従来のカセットに使用される電池式ではなく、フラッシュメモリが使用されている為、記憶容量が少ないものと思われる。
(同じくバンダイから発売の「ドラゴンボール 強襲サイヤ人」等もコレ)


COMMENT(概要・特徴)

カードダスや漫画等で展開されていた作品「SDガンダム外伝 騎士ガンダム」がゲーム化された作品。
バンダイお得意のキャラゲーではあるが、ファミコンにしてはなかなか完成度の高い部類の作品に仕上がっている。
ただ、発売日がドラクエ4の半年後である事を考えると、当時としては及第点的なクオリティであったと思う。

一目見るなり「ドラクエのパクリじゃん!」と言われる事もある本作だが、以下の様なユニークかつオリジナリティ溢れる要素も多く含まれている。

 ・戦闘コマンド「分散」 : 全員が通常攻撃を行う。いわゆるオートバトル機能。
 ・戦闘コマンド「集中」 : 全員の攻撃力を合わせた強力な攻撃を一回行う。4ケタダメージを出す事も可能な為、見た目のインパクトは相当なモノ。
 ・戦闘中の助っ人 : 訓練所にいる二軍のいずれかが、5人目として一時的に戦闘に参加する。
 ・カードダスシステム : リアルと同様のカードダスを筺体から購入可能で、カードバトルも可能。集める楽しさもあり、一晩連射機を仕掛けておいたのは管理人だけでは無いはず。
 ・ダンジョンのマーキング : 魔法「マーカー」か、アイテムの「マーカーペン」を使う事でダンジョンの床に×印を付けることが出来る。
 ・紙飛行機 : アイテム「かみ」を使う事で紙飛行機を飛ばし、先の偵察が可能。真っすぐにしか飛ばず、フィールドでしか使用できない。
 ・こづかいちょう : 所持金が設定値に達すると知らせてくれる。メタルマックスにも似たシステムがあるが、全体としてあまり見られないシステム。

ゲームバランス面も、敵の攻撃魔法が強すぎたり、エンカウント率が高かったりとやや難易度は高めですが、当時のバランスとしては標準的。
少なくともラクロアンヒーローズよりはずっと良いと言えます。


ただストーリー面は以下の様に色々とツッコミ所満載です。

〕銅鰐気ぅ淵ぅ肇ンダム
1 2 3
親のブラックドラゴンを救う為に奔走していたドラゴンベビーを発見。3度に渡って根性で起き上がっては挑んでくるドラゴンベビーを容赦なく叩きのめすという正義にあるまじき姿。
ナイトガンダム「しぶといやつだった…」のセリフと共にドラゴンベビー消滅。こ、殺しちゃったの?(゚д゚|||)
漫画では火口に落ちそうになったベビーを救ってあげるくらいの慈愛心を見せていたナイトガンダムらしくない…。

▲ンダムが魔法を?
本作のナイトガンダムは数々の魔法を使用可能だが、原作(漫画)では「ガンダム一族は代々騎士の一族…剣に優れた者はいても魔法使いはいない」と明言している。
(その為、サタンガンダムはガンダム一族ではないと見破っている。なお、次回作から登場するニューガンダムはガンダム一族でも新しいタイプの為、魔法が使えるとされている)

サタンガンダムとブラックドラゴン
10 20
最終戦では復活したサタンガンダムを含む強敵が出現し、仲間たち(二軍)がそれを食い止める。
同時に復活したブラックドラゴンが出現するのだが…サタンガンダムとブラックドラゴンは同一人物なのに、一体これは!?!?

に能な老人達
701 702
本作では以下の重要な役割を担う人々がいる。
 ・3種の神器の覚醒(各々居るので、3人存在する)
 ・サタンガンダムの城へ飛ばしてくれる
 ・ラストダンジョンへ飛ばしてくれる。
等々だが、これらは全て上図の様に老人となっている。しかも全て状況が分かっているとばかりに話が早い。何者!?


などと色々なツッコミ所はあるものの、名作と言える作品だと思います。

管理人はプレイ当時は「機動戦士ガンダム」を知らなかった為、こっちがガンダム本編だと思ってました。むしろあっちが外伝なんだと!
それくらいナイトガンダム愛を持っているつもりです。おおナイトガンダムに栄光あれー!

ちなみに次回作である「SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語2 光の騎士」も結構な名作です。
これをクリアした人には特にオススメ!


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