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●貝獣物語 - レビュー (ネタバレ含む)


GOOD POINT(長所)


オリジナリティ
 

よくあるトップビュー型RPGではあるが、4人の主人公を自由に切り替えながら冒険していく「パスシステム」が珍しい。
 

どうやって4人を合流させるか。2人乗りのボートをどうやって運用していくか。等、パーティ分離に頭を悩ませながら冒険していくのが楽しい。



瀕死グラフィック
 


敵が瀕死になると、それを示すかのようにグラフィックが変わる。(実質一種の敵当たり2種類のグラがあるという事)
 


当時は容量削減の為に、むしろ同じグラフィックを使いまわして敵数を稼いでいた時代だったのもあり、頑張った感がある。
戦闘1 戦闘2


アイテム欄
 

賛美両論あるがアイテム欄の数が絶妙。サンドラット含めて一人あたり8コ持てる。
 

少ないと感じる事もあるが、重要アイテムは必要無くなったら消えてなくなる設定になっているので、ジャマなモノだけがどんどん溜まるということはない。


凝った付属品
 

本作には『メインキャラ4人のキャラフィギュア』『シェルドラドマップ』『涙の密書』の3種が同梱されており、パッケージも大きくなっている。
特に『涙の密書』は封筒に包まれており、あるイベントをクリアしたら開くようにと書いてある。
 

密書の中身はラストダンジョンのMAPと なっており、当時のプレイヤー達には冒険心をくすぐる工夫が凝らされていた。
涙の密書1 涙の密書2


BAD POINT(問題点)


経験値の設定がおかしい
 

敵を倒して得られる経験値がかなり低く設定されている
 

後半ともなると「次のLVまであと6000」という状況なのに、ラストダンジョンの強敵でも20程度しかもらえないという激マゾ設定。
クリアして振り返ると、ゲーム内容の9割はLV上げの作業だったという現実がのしかかる。経験値が5倍くらいだったらマトモだったかもしれない。


フラグ設定の甘さ
 

本作はクリアに必要なアイテムが数多く存在するが、実は半分以上が必要なかったりする。
 

以下その一例。
 ・苦労してサザエの戦車をGETして道を拓く所が、実はその場所を調べるだけで通過可能。
 ・ラスダンの中ボス達を倒すのに必要な弱点アイテムがそれぞれあるのに、実は普通に必要ない。
 ・ラスボスを封印するのに必要なアイテムが無い状態で倒しても、何故かそのアイテムを持ってる事になっててエンディングになる。
ちゃんとテストプレイしたのか?と疑いたくなるレベル。


攻撃魔法の空気っぷり
 

本作の攻撃魔法の威力は何故か物理攻撃力依存。
しかも威力が設定されていない為、実質通常攻撃と威力がイコールかそれ以下になっている。
 

しかし敵側にはちゃんと威力が設定されているらしく、とにかく痛い。
これまた、ちゃんとテストプレイしたのか?と小一時間問い詰めたくなるレベル。


敵が不当に強い
 

攻略チャートを見ながら順当に進んでも、敵が強すぎて進めないということがザラにある。
 

さらに以下のような数々の問題がプレイヤーを襲う。
 ・先に進んだら突然異常に強い敵が出てきて全滅(自由性の高さゆえの問題とも言える。弱い地域と強い地域の境目が見えない)
 ・かといってLVを上げてから挑むにも、本作はLV上げに数日かかるというマゾ推奨設定。
 ・仮にLVが最高クラスであったとしても、ラスダンの中ボスクラスに2、3発殴られるだけで死んでしまうステータス設定。

結局の所、裏技であるハズの「ヤドカリ戦法」を常時活用しないと攻略は難しい
おそらくプレイヤーの9割は本作を投げたのでは?と予想出来るくらい、不当な激難設定。


COMMENT(概要・特徴)

ナムコから発売されたRPG(開発はバースデイ)

発売時期としてはドラクエ3発売後だったせいか、似てる要素も結構ある。(システムを始め、各地を巡って必要なアイテムを集める等)
とはいえ、キャラチェンジシステム・地図コマンド・敵の瀕死グラフィック変化等、オリジナリティはかなり高いと思いますね。

さらにパッケージに同梱している地図2種が、どこか冒険心をくすぐる内容となっている。
(むしろ地図ありきな内容となっているくらい広く、複雑なのが辛いところだが…)

本作の大きな特徴を挙げるとすれば、やはり自由度が高すぎる所にある。
クリアに必要なアイテムもかなり多く、どこに行くかは自由というよりはどこに行っていいのか分からない状況になりやすい。
これにより、当時の大体の人がクリアせずに投げる状況に陥っていた。

また、ゲームバランスもかなりの激難設定になっている、敵が強すぎる、殆どの攻撃魔法が意味を成していないのが大きな問題といえる。
今でこそネットで攻略ページを見るなりすればクリア自体は容易だが、当時はクリアするだけで神認定な作品でした。

思い返せば思い返す程ひどい。なんてゲームだ!(゚д゚|||)
それじゃ「貝獣物語」はクソゲーなのか?と言われれば、正直面白くはないです。というか辛いというのが正確。

何故俺はこのゲームのクリアに躍起になっていたのだろう…まあ当時のRPGは大体ひどかったのもありますが、シェルドラド設定が好きってのが大きいかもしれないですね。
タダの少年が異世界に勇者として召喚され、戦うというのは男からすると夢のある話。貝獣可愛いし(´▽`)

一応世界観を共有しているSFCソフト「大貝獣物語」とはそれなりに絡んでおり、本作をクリアしてからプレイすればエッセンスとなりうる…かも?

(火の貝の勇者、毎回便利に使われてんなぁ!と思わなくもないですがw)


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