ゲームの里
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貝獣物語 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

オリジナリティがある

 
  • よくあるトップビュー型RPGではあるが、4人の主人公を自由に切り替えながら冒険していく「パスシステム」が珍しい。

  • どうやって4人を合流させるか。2人乗りのボートをどうやって運用していくか。等、パーティ分離に頭を悩ませながら冒険していくのが楽しい。

敵に瀕死グラフィックがある

 
  • 敵が瀕死になるとグラフィックが変わる。

  • これは実質グラフィック容量が2倍かかっているという事になる。当時はどこで工夫して容量を削減するかで苦心していた時代で、こういう所で逆に容量を割いている事は一種の拘りが感じられる。

凝った付属品

 
  • 本作には『メインキャラ4人のフィギュア/シェルドラドマップ/涙の密書』が同梱されており、パッケージも大きくなっている。特に『涙の密書』は封筒に包まれており、あるイベントをクリアしたら開くようにと書いてある。

  • 密書の中身はラストダンジョンのMAPと なっており、当時のプレイヤー達には冒険心をくすぐる工夫が凝らされていた。

短所(Bad point)

獲得経験値が渋すぎる

 
  • 戦闘で得られる経験値がかなり低く設定されており、強い敵を苦労して倒すよりも弱い敵をサクサク倒しまくる方が数倍美味いバランスになっている。

  • 後半になると「次のLVまであと6000」という状況なのに、ラストダンジョンの強敵でも20程度しかもらえないという激マゾ設定。

  • クリアして振り返ると、ゲーム内容の9割はLV上げの作業だったという現実がのしかかる。経験値が5倍くらいだったら妥当かもしれない。

フラグ設定がガバガバ

 
  • 本作はイベントアイテムが数多く存在するが、実は半分以上が必要なかったりする。

  • 他にも「サザエの戦車が無くても先に進める」「ラスダンの中ボスの殆どが逃走抜け出来る」「ラスボスを封印するアイテムはあっても無くても封印出来る」等、とにかくイベントフラグの殆どが体をなしていない。ちゃんとテストプレイしたのか?と問いたくなるレベル。

攻撃魔法が空気

 
  • 本作の攻撃魔法の威力は何故か物理攻撃力依存。しかも威力が設定されていない為、実質通常攻撃と威力がほぼイコールになっている。

  • しかし敵側にはちゃんと威力が設定されているらしく、痛いダメージが飛んでくる。これまた、ちゃんとテストプレイしたのか?と小一時間問い詰めたくなるレベル。

敵が不当に強い

 
  • 攻略チャートを見ながら順当に進んでも、敵が強すぎて進めないということがザラにある。

  • 自由度が高い故に強敵ゾーンに入り込み易い。前述の「経験値が渋すぎる」問題でLV上げし難い、等が原因として挙げられる。

  • 主人公以外はダメージソースに成りえないシーンも多く、裏技である「ヤドカリ戦法」を使わないと大抵のボスは倒せないという事もザラ。単純にゲームバランスを欠いていると言える。

感想(Comment)

ナムコから発売されたRPG。バースデイによる開発で、後に本作のノウハウを活かして「じゅうべえくえすと、ドリームマスター」というRPGを発売している。個人的にこれらは「バースデイ3兄弟」と呼んでおり、本作は長男にあたる。考え方によっては本作はプロトタイプで、前述の短所で列記した通り完成度はメチャクチャ低い

発売時期としてはドラクエ3発売後だった事もあり、比較的に見られる時期でもあったかもしれない。とはいえ、キャラチェンジシステム・地図コマンド・敵の瀕死グラフィック変化等、オリジナリティはかなり高いと思います。
さらにパッケージに同梱している地図2種が、どこか冒険心をくすぐる内容となっている。むしろ地図ありきな内容となっているくらい広く、複雑なのが辛いところだが…。

本作の大きな特徴を挙げるとすれば、やはり自由度が高すぎる所にある。クリアに必要なアイテムもかなり多く「どこに行くかは自由」というよりは「どこに行っていいのか分からない」状況になりやすい。
これにより、当時大多数のプレイヤーがクリア出来ずに投げる状況に陥っていた。
また、ゲームバランスもかなりの激難設定になっており「敵が強すぎる、殆どの攻撃魔法が意味を成していない」等が大きな問題といえる。特に後者はちょっとテストプレイすればわかる事だろうに…。今は攻略サイトを見ればクリア自体は容易ですが、当時はクリアするだけで神認定な作品でした(´Д`|||)

当時を思い返す程トラウマを感じる!なんてゲームだ!(゚д゚|||)
それじゃ「貝獣物語」はクソゲーなのか?と言われれば、正直面白くはないです。というか辛いというのが正確。黙々LVUPに勤しむのを楽しめる人には向いてるかも(´▽`;)
管理人はどちらかと言えば勤しめる人ではありますが、それでも何故当時このゲームのクリアに躍起になっていたのだろう…まあ当時のRPGは大体酷いバランスだったのもありますが、シェルドラド設定が好きってのが大きいかもしれないですね。普通の少年が異世界に勇者として召喚され、戦うというのは男からすると夢のある話。貝獣可愛いし(´▽`)
本作の認知度は意外と高いので、人気もあるんじゃないかと勝手に思ってます。

SFCソフト「大貝獣物語」はファットバジャーの件でそれなりに絡んでおり、本作をクリアしてからプレイすれば楽しめるエッセンスとなる…かも。
コチラは普通に名作なので、本作をクリアした人は続けてプレイする事をお勧めしたいですね!


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