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●GUN-DEC(ガンデック) - レビュー(ネタバレ含む)


GOOD POINT(長所)


バランスの取れたアクションゲーム
 

基本的に、忍者龍剣伝に似た横スクロールアクションゲームだが、あちらと違い簡単すぎず、難しすぎずな良いバランスとなっている。

ライトサーベルの使い勝手が良好で、バック斬りをマスターすると脳汁モノ。

他にもカーチェイスモード(縦シューティング)と、ガンシューティングモード(FPS)の2種が盛り込まれているが、個人的には別に要らなかった。
(簡単すぎる事もあり、別に邪魔という事ではないが、取って付けた感がある)


ハードボイルドストーリーが良い
 

主人公はやり手な特捜刑事(27)で、麻薬売買を行う黒幕を追って戦い続けるという懲悪ストーリーだが、
道中で改造された先輩や恋人を殺してしまう等、とてもハッピーではない、良くも悪くも心に残る話となっている。
 

所々でイカした名言が飛び交う。(後述)

やや王道ではあるが、黒幕は自身のクローン(というか自身がクローン)となっており、人間サイズ同士で決闘するのは個人的にアツい。
第二段階はバケモノなのがちょっと冷めるが…それも含めて王道と言えるかもしれない。


BGMが地味に良い
 

頻繁に聴いていたい!という程ではないが、シーンにあった名曲を所々で奏でてくれる。
 

管理人が特に好きなのはラストステージ。


BAD POINT(問題点)


サブウェポンが使いにくい
 

基本的には近接・無限のライトサーベルで攻撃するが、他のブラスター&ボムが残弾制で使い勝手が悪い事もあり、あまり使われる事が無い。
 

何よりも、切り替えがセレクトボタンの為、とっさに切換がしにくい。SFCの様にLRボタンがあればまだ良かったのだが…ハード的に仕方なかったとも言える。
あるいは「忍者龍剣伝」の忍術の様な発動方法なら良かったかもしれない。

ただラスボス以外は、そこまでサブウェポンが必要なシーンもないのが救い。逆に言えば「無くても良かったんじゃね?」とも言える。


人を選ぶストーリー?
 

終始悲しいシーンしかない為、人によっては「救いがない」と取られかねない。
 

さらに、ラスボス(自身のオリジナル)は倒されると同時に「自身も昔はこうしてオリジナルを倒したが、今は黒幕となっている。いずれはお前も…」という旨の言葉を残して死亡する。
最後は残ったクローンがカプセル内で不気味に笑ってENDという、とにかく不吉で救いの無い未来しか見えてこない。

ただ、主人公がへこたれない、弱い部分を見せない性格の為、そこまで悲壮感溢れるストーリーというワケではない。深く考えなければ王道な話として楽しめるだろう。


COMMENT(概要・特徴)

どマイナーなアクションゲーム。正直知ってる人は少ないんじゃないかと思います。

本作の頁を作るにあたり、容量を調べたくてファミマガ()のコレクションを漁りましたが、なかなか記事が見つからなくて四苦八苦する程マイナーでした。
r1
上等だ…!! ファミマガはとことん「GUN-DEC」の事が嫌いらしいな!?(被害妄想)
※:ファミマガは「ファミリーコンピュータマガジン」の略称。徳間書店が1985年〜1996年の間に発行していたゲーム情報誌。

知ってる人は少なくても、良バランスなアクションゲームとストーリーが面白い良作です。
ガンデック
主人公は元傭兵の特捜刑事「ハート・ブラハム(27)」。そんな歳に見えないとか、ゲームのグラフィックとは別人とか言ってはいけない。
ネットで軽く、本作の出自を調べてみると、どうも「忍者龍剣伝」の製作者が退社した後に開発に携わった作品との事。似てるワケだ…。(メーカーは異なります)
まあ横スクロールアクション自体はありふれてるし、当時はオマージュ的な空気には寛容だった事もあってさほど気にされてなかったのかもしれない。

ただ全く同じというワケでもない。
忍者龍剣伝では通常攻撃が刀横振りだったが、本作はサーベル縦振りの為、攻撃範囲がかなり広い。(ぶっちゃけコレだけでもう、戦闘能力はハート>リュウと言って良い)
他、一応武器切り替えが可能で、カーチェイスとガンシューティングモードもある等、相違点はそこそこ用意されているともいえる。

ストーリーとしては、時系列が2139年という事もあり、ブラスター(光線銃)やクローン、サイボーグやミュータント等が存在している等、ややサイバーな部分が垣間見える。
ファミコンという事もあり、最低限の文章描写しか無いんですが、主人公は元傭兵の強くて頭のキレる男という事で、管理人的には好きな類です。
道中ではかつての先輩、ミュータント化された恋人が立ちはだかるという、かなりハードな話となってますが、それが逆に心に残る。
やや不完全燃焼な終わり方をするのが、ちょっと残念ですが…続編を作る気とかあったのかな?
r20 r20-2
難易度がマイルドな事もあり、万人にオススメ出来るゲームだと思います。
2017年現在、妙に高騰していますがプレイをお勧めしたい作品です(^o^)

P.S. ‘佑湛みどころ集
r2
5面のボス「戦車」。弱点が「狙ってください」と言わんばかりに先端にむき出し。

r3 r3-2
7面の列車を降りるとそこは…何故か下水道。なんでやねん!

r4 r4-2
ガンシューティングモードで、こちらは銃を構えているのに、
うかつに忍び足でチョコチョコ出てきたり、「いえーい」とばかりに飛び出してくるザコ敵。(しかも向こうは発砲するまで5秒程かかる)
もう自殺志願者としか…危機感が無さ過ぎる(゚д゚|||)

r5-0 r5 r5-2
黒幕は「BEDA社」と知り、会社にカチ込みに行く主人公だったが、その会社は上空で稲妻降り注ぎ、赤い雲が高速で行きかう場所にある塔だった。
どこの魔界だよ(゚д゚|||) 近未来設定だから、地球環境がヒドい事になってるのかな?

P.S.◆〔掌製
r7
「誰だ?隠れてないで、ご対面といこうじゃないか!?」
背後のモヒカンシルエットの気配に気づき、余裕ばりばりの言葉を放つハート・ブラハム(27)。

r8
「それじゃ、シーズンには少し早いが、リカルドまでバカンスに行くとするか!」
リカルドに黒幕の手掛かりがあると知り、戦いに向かうセリフ。命の掛かった戦いも、彼にとってはバカンス。

r10
「中南米か…傭兵時代を…思い出すな…」
フライト中に、昔を思い出しながら浸るハート・ブラハム(27)。これだけで何かカッコいい。
皆それぞれ「杉並区か…学生時代を…思い出すな…」とか応用が可能。

r11
ラスボス「ここへ来るのに、ずいぶんと手間取った様だね?」
ハート「あぁ…おかげであんたとのデートに遅れちまいそうになったぜ!!」

ラスボスとの決闘も、ハート・ブラハム(27)にとっては楽しいデートの様なモノ。27歳にしてこの余裕よ(´Д`)

r12
ラスボス「なかなかのものだな…!それでは、そろそろ私の本当の力をお見せするとしようか!! 上へあがって頂こうかな?」
ラスボスが巨大な
真の姿を見せる為に、トレンディに屋上へ招待するセリフ。

「テメェ!ボコにしてやんからよォ!体育館裏来いよォ!」
とか言うチンピラでも、
「私の本当の力をお見せするとしようか!体育館裏に来て頂こうかな?」といえば幾分上品になる事うけあい。


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