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エスパードリーム2 新たなる戦い / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★全体的に完成度が高い
  • ファミコン後期の作品だけあり、システム面は特に不備は無く丁寧な造りで遊び易い。
  • 簡単すぎず難しすぎずな良いゲームバランスな事もGOOD。
  • また、進行に迷わない様に相談コマンドも設けられている。
  • BGMは今でも話題に挙がる程に好評価で、遊ぶ上で気分を高めてくれる。

短所(Bad point)

★ストーリーが薄い
  • 命を賭けて戦った戦友同士でも、事が済めば「ありがとう」と一言で終わり。
  • 全ての敵がぽっと出で、殆ど深い事情も無く敵対する事から「単純に悪いヤツ」で説明出来るキャラばかり。ドラマ性はあまり無い。
  • ただ子供向けとして考えれば良い意味でシンプルな内容とも言える。
★敵を避けにくい
  • 移動時、敵に接触すると戦闘が始まる「シンボルエンカウント方式」が採用されているが、狭い通路が多く、移動時の主人公は画面中央に位置していない為、敵にぶつかり易い。
  • 戦闘に入っても逃走が容易な為、実際はそこまで難点とはならないのだが…捉え方によってはシンボルエンカウントの存在意義を半減させていると言える。
★戦闘中の移動速度が遅い
  • 主人公の移動速度が遅く、敵の回避が難しい要因となっている。
  • さらに移動速度を向上させる手段が全く無く、最初から最後まで遅い。
  • プレイヤーによっては「敵の攻撃が見えているのに避けられない」というストレスを感じる内容にもなりえる。

感想(Comment)

本作はディスクシステムで発売されていたゲームソフト「エスパードリーム」の続編で、発売は1992年でファミコン後期作品にあたります。

キャッチコピーは「ぼくの中に、エスパーがいる」「本の世界へスリップ、感動のアクションRPG」

FC後発作品なだけに全体的にクオリティが高く、大きなバグは発見されていない程、丁寧に造られている。VRC6を使った拡張音源機能によって名曲の数々を奏でてくれる事も大きな特長。

当時あまり無かった「シンボルエンカウント方式」を採用し、戦闘を任意で回避出来たり、道中の回復手段が限られていたりと、プレイヤーの試行錯誤が問われる所も良い。大半のボスが強く、ゲーム難易度は高い部類ですが、良い意味で緊張感はあったし、一定時間無敵になれるエスパーバリアという救済処置もある為、なんだかんだで大半のプレイヤーは詰む事なくクリア出来たんじゃないかと思われます。

ストーリー面においては、前述の問題点に記述した通り、あまり深みは無い内容です。「5つの世界を救う」というオムニバス形式を期待出来る内容としているワリに、全て「悪いやつを倒して終わり」という単純な内容に終始する為、あまり心に響いてはきません。まあファミコンRPGの大半がそうとも言えるし、ゲームシステム自体が面白く、BGMとテンポが良い事から、ついつい最後まで遊んじゃうんですけどね(´▽`)

主人公や妖精をはじめとした、ほぼ全てのメインキャラにグラフィックが用意されている事も良点ですね。説明書にも多くの可愛い絵が描かれており、見ごたえあります。

「ゴッドメディスン」等も説明書に多くの可愛いイラストが描かれてましたね。当時のコナミは良い仕事してたな…(遠い目)

2017年現在ではVC化されていない様ですが、いつかDLコンテンツ化されたなら子供にこそ遊んでほしい作品ですねヽ('▽'*)ノ (エスパードリーム1はVC化されています)

おまけ

ゲーム中、宿屋等の店員にもグラフィックがあります。しかも面ごとに違うという謎の拘りっぷり。その全てを下記にまとめました。
宿屋

殆どが女性。ねじ君もプラスマイナスちゃんと分けているのが凄い(´▽`)

道具屋

2面は武器屋と兼用。5面は姉弟?

武器屋

殆どオヤジ。武器屋らしいかな?ネジでもドライバーでもないボルトを持ってきてるのが妙に感心w

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