ゲームの里
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ドラゴンクエスト3 そして伝説へ…(FC) / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

パーティ編成の自由度が高い

 
  • 主人公(勇者)以外は3人の仲間を自由に編成出来、仲間の職業は7種類もある為、自分の好みにあったパーティで遊ぶ事が可能。

  • また、仲間を一切に加えずに一人旅をするという選択肢もある。この場合は経験値が4倍になるというメリットがある所も自由性に一躍買っている。

全体的に完成度が高い

 
  • 前作にあった「敵が強すぎてゲームバランスが悪い」という問題については改善されており、簡単すぎず難しすぎずの良いバランスとなっている。

  • 遊び易く理解しやすいインターフェース、数多くの実用的な呪文、良曲の数々、サブイベントの豊富さ、世界の広さ、最後に待つ前作以前の世界というサプライズ…どれを取っても個々が一級品の要素で構成されている。

セーブデータの実装

 
  • 前作以前は長いパスワードによる再開方式であった為、続きを遊ぶ度に面倒な思いをしたものだが、本作からセーブデータが実装された事により、一瞬で続きから遊ぶ事が可能になった。

  • 本作でパスワード制を取ると、多くのデータ保存の為に1000文字分にも及んでしまう為、セーブデータ制が取られたというインタビュー記事もある。
  • また、セーブデータは3つある為、兄弟や友人で別々に遊んだり、複数個のセーブデータを準備する等の幅も持っている。

  • 一方で、怖いBGMと共にセーブデータが消えてしまう事例も多く、多数のプレイヤーにトラウマが植え付けられた。
  • 【カートリッジがうまく差さっていない⇒チェックサムに異常検知⇒「冒険の書が消えてしまいました」メッセージの直後にセーブデータを完全消去する】というルーチンであるらしく、冒険の書が…と出た画面で電源を落として差し直して再開するとセーブデータが無事である場合もある。(管理人体験済)

短所(Bad point)

特になし

感想(Comment)

RPGの代表格となる「ドラゴンクエスト」の第3作目にしてロト伝説の完結編。これまでの主人公が勇者ロトの子孫だった事に対し、本作はそのロトの冒険譚となっています。
ドラクエシリーズの中でも売上数は多く、このFC版だけでも380万本だったそうです。FCソフト全体として見ても第3位です(1位はスーパーマリオブラザーズ、2位はマリオ3)。

当時はゲーム雑誌にも毎号大々的に取り上げられ、ゲームファンは皆期待を膨らませ、発売当日はどこも行列&完売という状況に。

通販的なモノで頼んでいたのにポストを見たら盗られていたり、購入しての帰宅途中に強奪されたり、人気に便乗して抱き合わせ販売が行われたりと、ゲームの域を越えた社会現象をも引き起こした伝説的な作品です。管理人はまだ幼かったので体験しておりませんが(´▽`;)

ゲームシステムとしては、まず起動してすぐのタイトル画面のシンプルさが目を引きます。

開発陣に何があったの(゚д゚)? と思ってしまいますが
「容量カツカツな中で開発している末に容量確保の必要が生じ、タイトル画面を削減するしか無かった」という事情だったようです。ファミコンらしい事情かもしれないけど、RPGの代表格なのにこの前代未聞なシンプル画面は凄い。無音だし(例のドラクエテーマはED直前に流れるという演出でもあります)。
まあ2Mbロムで広い世界が2つもあったりすればムリもありませんね。ノアニール関連とか不要な部分を削除すれば容量確保出来たのでは?と思わなくもないですが、タイトルなんてすっとばされる部分だし、むしろ英断だったのかも。

他の注目点はやはりパーティ編成の自由度の高さですね。

6種類の中から職業を選択し、自由な4人パーティを作成する。プレイヤーの数だけパーティがあるというワケです(とはいえ鉄板所はあるんですが)。惜しむらくは名前にカタカナが使えない事ですね。内部データにはある程度有るんだから使える様にしても良いのに。
ドラクエは元々ウィザードリィとウルティマを参考に開発されたRPGという事なので、ウィザードリィの様な自由編成を参考にしたものと思われます。

呪文が異常に多い所も目を引きますね。

魔法使いだけでもこんなに。レベルアップ時の「呪文をひとつ覚えた」にはワクワクしたもんです(´▽`)
RPGの大半には
「あっても使わない魔法」というのは多く存在するモンですが、本作はそんな死に呪文は殆どありません。例えば味方全員の守備力向上の「スクルト」等は効果量を12%⇒50%(前作比)とする事で実用性は飛躍的に向上させています。この辺の匙加減は上手いと思いますね。

何よりビックリなのは、魔王を倒したら大魔王という更なる悪が待っており、その世界へ乗り込んだら前作以前の世界だったというサプライズですね。

ドラクエ1の過去にあたる為、色々相違点はありますが殆ど同じ。竜王の城だった所はゾーマの居城となっている為、竜王は空城を不法占拠していたのか(゚д゚)
フィールドBGMもドラクエ1のアレンジ曲となっている所も嬉しいですね。

ゲームバランス面も非常に上手く造ってあると思います。どちらかというと難しめではありますが、程良く歯ごたえのあるレベルで「2」程理不尽に難しいと感じる事はありません。「2」が難しい理由は開発期間が8か月しかなかったから…というのが有名ですが、本作も1年程しか無かったハズなので、良くやったなぁと感心しますね。ドラクエが有名になった事で人員を増やせたのかもしれませんが。

1~3でロト伝説と言われてはいますが、単品でも十分楽しめる造りでもあるので、RPG好きでドラクエをプレイしていない人は本作から遊んでみても良いと思いますね。2019年現在ではSFC、GBC、PS4、スマホ等でも遊ぶ事が出来る為、自分に合ったプラットフォームで遊べるのでお勧めですよ(´▽`)ノ

P.S.管理人の特殊なドラクエ3冒険談

ノーセーブプレイ
当時の管理人は貧乏な子供で、新作を買って貰えたりは夢のまた夢でした。ドラクエ4が出たあたりで友人に譲り受ける事で、遅まきながら遊ぶ事が可能になりました。
ただ、
このカートリッジは何故かバックアップ電池が切れており(発売から3年も経ってないのに…)、セーブして再開しても呪いのBGMと共にセーブデータが全て消える状況でした。近くのゲーム屋で電池交換も行ってましたが、任天堂に発送しての電池交換代行でしか無かった為、1000円(当時は大金)払った上で1か月以上待たないといけないと聞き、「それならノーセーブでクリアする以外にない」という発想に至りました。
当時は親に長時間ゲームする事を許されてなかったので、ゲーム点けっぱなし自体が困難に思えましたが、ファミコン本体は電源ランプ等が無い為、ファミコンに疎い親はTVを落としていればゲームがONになっている事なんて分からない。というのも強みでした。
途中、
「弟がFC本体を誤って蹴ってしまいフリーズ。最初から」「帰ったら親が掃除の為に本体を動かしていてフリーズしており最初から」「ラダトームの辺りでバグって最初から」「セーブでやり直しが効かない為ピラミッドで全滅ラッシュ⇒金欠。最初から」等の苦難を乗り越え、2か月程かけてようやくクリアする事が出来ました。ラスボス戦は苦労したなぁ…BGMも相まって弟や友人が見ている前でエキサイトした思い出は今でも忘れられません。
ただ、今思えば
初期不良とかなんとか言って電池を交換して貰えたんじゃないか?と思わなくもありません。一応発売から1~2年経過してる状態だから初期不良じゃ通らないかな? どのみち子供にそんな発想はありませんでしたが(´▽`;)

ノアニールの怪
上述の「ノーセーブプレイ」から約1年後、ドラクエ3を別途中古で購入しました。勿論今度はちゃんとセーブ出来るモノです。
「セーブ出来る安心感は何者にも代えがたいものだ」と当たり前の環境に感動しつつ冒険を進め、カザーブ⇒ノアニールの道中で「プツプツ音が出る」「フィールドがじょじょにバグってくる」というバグフリーズ前の徴候が現れ始めました。仕方ない、ノアニールをブクマしたらすぐセーブに戻ろう。と思いつつノアニールに到着したら…なんと
壁の大半が宝箱に変わっていたのです。(下図はイメージです)

バグの影響か…でも宝箱を開けてみたくなるのがRPG好きのサガだ!と片っ端から開けました。誘惑の剣、毒消し草、王者の剣、満月草、ちいさなメダル…価値はバラバラでしたが、逆に次の宝箱には何が入ってるんだ?という面白さがありました。そして
10個目くらいを開けたら…なんとミミックでした。LV10前後なパーティはザラキであえなく全滅。
王様「おお!○○よ!死んでしまうとはなさけな…」
プーン(フリーズ音)

せめてセーブまで持ってくれれば…とは思いましたが、あえなくフリーズ。そしてセーブデータ全消え。ショックではありましたが、それよりも
宝箱の中身に「ちいさなメダル」があった事に驚きました。まさかドラクエ4のソフトと一緒に保管していたから、データが乗り移ったのか?等と子供心に思ってしまいました。ドラクエ3には小さなメダルなんてありませんからね(´▽`;)
このファンタスティックな出来事を小学校で友人に話して回りました。そしたら「うそつけ~」「ゲームのやりすぎでついに頭がおかしく…」「DQ3に小さなメダル等ありません。夢でも見ていたのでは?」等々、子供特有の容赦無い言葉が僕を襲いました。
確かに無いハズのアイテムが出てくる事自体おかしい。夢だったのかな?でも弟と見てたんだけどなぁ…。とずっと不思議に思いながらも、時が進む毎に半信半疑になり、この話題はもうやめる事にしました。

そして約10年後…メモリを読んで没アイテムの有無を調べる、という事にハマり始めた時に、本作のアイテムテーブルをまとめてみると「ちいさなメダル」を発見しました。「僕が見たあの出来事はホントにあった事だったんだ!」と感動したのを覚えています。「DQ4からデータが移った」は笑っちゃう程に誤りではあるんですが、子供の時はピュアだったな、とも思う出来事でしたね(´▽`)

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