ゲームの里
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スーパードクターK / 紹介・レビュー

作品情報

表紙 スーパードクターK
ジャンル 医療、アクション

作者

真船一雄(原案協力:中原とほる)

連載雑誌

週刊少年マガジン

連載期間

1988年~1996年

巻数

単行本:44巻
文庫版:22巻

ポイント

・鋼の肉体、優秀な頭脳、最高の人格を兼ね備えた完璧超人が主人公
・シリアスメインのストーリーで、オムニバス特有の気楽に読みやすい作風
・実在する病気や疾患が登場し、説明も分かり易く描かれている

あらすじ(Story)

かつて日本に、日本医学界の最高権威・帝都大医学部を首席で卒業した天才青年医師がいた。
若くして国際レベルで活躍し、その執刀技術は特Aランク。
しかし、彼はある日、忽然と姿を消した。彼こそは野獣の肉体に天才の頭脳、そして神技(しんぎ)のメスを持つ男。その名は……K!


長所(Good point)

ヒロイックストーリー

 
  • 主人公は医者としての能力は勿論の事、北斗の拳のケンシロウばりの肉体と、卓越した頭脳、そして誰もが羨望する程の人格を持ち併せる完璧超人となっている。いわゆる「憧れ型」の主人公なので、この手のキャラが好きな人にはたまらない作品。

  • 冒頭は「謎の有能医師」という事でミステリアスなキャラとなっており、どんな過去を持っているのかは徐々に明らかになっていく所もストーリーの引力が強く、先が気になる作品となっている。

数々の疾患・病気を治していくストーリー

 
  • 実在する病気を(場合によっては心の病やトラブルも)スタイリッシュに、かつ真摯に癒していく姿は同じ男であっても憧れるレベル。

  • 本作は基本的にオムニバスストーリーとなっている為、ライトに読みやすい面も持ち併せる。


感想(Review)

本作は裏の世界で生きる超絶技巧を持つ医師の家系である主人公「KAZUYA」が数々の医療に関わり、解決していく人間ドラマ。卓越した頭脳と人格を持ち、作品的な特徴としては医者漫画の代名詞で有名な「ブラックジャック」に近いかもしれない。作品キャッチコピーは「ハードボイルド医学伝説」。

ストーリーは基本的に「誰かの不調を主人公が見抜き、自信満々に治す」という内容となっており、病気の詳細や治療法に関しても結構細かく描いてある為、割とタメになるという側面もある。

巻数は多めで、単行本で全44巻、文庫版で全22巻。多いとはいえ、前述の通りオムニバス形式の為、非常に読みやすい作品となっているのも魅力。


医療漫画だったハズなのにガレキから身を呈して人を助けるシーン。


医療漫画だったハズなのにヤクザ大勢を相手に格闘するシーン。
などなど、医療だけでなくアクションや燃えるシーンも多く散りばめてある為、少年漫画としての見応えは十分。「完璧超人が鼻につく」とか「手術シーンが苦手」という人でも無い限りは比較的万人向けな少年漫画だと思います。個人的には男として元気を貰える作品だと思いますね。

ちなみに、こんな完璧超人Kにもライバルが2人程います。ライバルその1が「TETSU」。ドクターTと呼ばれる事も。

「患者は全て救う」が信条のKと違い、 TETSUの場合はドーピング等で「人間を強くする」事を理想としています(但し医者としての癒す本分は忘れていない)。時として行き過ぎる事がある為、Kとは対立する事が多いが、時には上図の様に共闘する事も。所謂ベジータタイプ。
その信条からか、自身も強くあろうと考えている為、肉体能力はKに近いモノがあり、テコンドーも修得している。しかし何よりの特徴は巨人の星の花形さんばりの髪型ですね!

成長と共に前髪も伸びてきているのがウケる(´▽`)

ライバルその2「真田武志」。こちらはTETSUと違い、共感出来る所はカケラもない、完全に敵キャラ。

社会的に力がある人物に付いて暗躍し、大量虐殺を目論む事が多い。ストーリーにもメリハリを付けてくれるキャラだが、何故かこのキャラに限っては登場音がブッとんでいる事が多い。

真田効果音その1
キュウン

真田初登場のシーン。なにコレ?キュンってときめいちゃってるの!?(゚ロ゚;)

真田効果音その2
ムオン

患者を暗殺しようと主治医として近づくシーンだからか、どこか不穏に感じるカンジ。上のキュウンよりはシーンにマッチしている(´▽`)

真田効果音その3
バオン

Kに社会的にコテンパンにされ、逮捕された真田だったがこうして再登場。読者としても「で、でたーー!」ってカンジは表現されている気がしますね。

真田効果音その4
ギギュゥン

キュウンくらい謎の効果音。衝撃的な虐殺計画の仕組みが明らかになるシーンだからか、圧迫感を演出していると言えなくもない?

ちなみに本作はそこまでこういった効果音は多用してません。何故か真田だけ多めです。きっと作者に愛されているんだな(´▽`)

ちなみに作者は野球が好きなのか、野球シーンも多め。

このページだけ見ると医療漫画には見えない(´▽`;)

あと、本作はシリアスなストーリーが大半ですが、たまにコミカルな内容もあったりします。
甘味を感じ取れなくなってしまったコックを癒す話で、なんとミスター味っ子の味皇に似た人が登場。

ちなみに御付きの人は「垂目」ならぬ「釣目」。

同じ雑誌で連載していたのと、作者同士で交流がある為だと思われる。冒頭から多く登場する「寺沢病院」という名も、味っ子の作者名からの引用だと思われます。ちなみに「味っ子」の方でもタコヤキの話でドクターKらしき者が試食をしている。こういう別作品同士の相互リスペクトは面白くて良いですね(^o^)


他にも、アイドルの喉を治すストーリーで、退院を祝う人の中に仮面ライダーBLACKに登場するシャドームーンっぽい人が…だとしたら左下でポーズを取ってる人は南光太郎かな?(´▽`)


あと、主人公も大体の場合「キリッ」としており、マジメな表情が崩れる事すらありませんが、ごく稀にお茶目な一面が見れたりします。
お茶目シーンその1。

Kが「文字苦手」って事は無いと思いますが…この枚数だとさすがにイヤと言わざるを得ないですね(´▽`;)


お茶目その2。
打てなくなった野手を治し、見事にカムバックさせた話。それと同時に、過去に治したピッチャーが自信を無くし、やや困った顔でフォローを入れるK。普通ならこんな事しないキャラですが…地味にキャラ崩壊しているシーンですね(´▽`)


お茶目その3。
ガムシャラにデザイナーを志望して努力しすぎている生徒の心を癒す話。冒頭からその生徒はKのスタイル(皮パンツ?にTシャツ、その上にマント)に疑問を持っており、カッコ良いのをデザインすると申し出るが、Kはムスっとしながら「い や だ」という。ちょっと可愛い(´▽`)

マントの中には簡易手術用具があるので、そういった意味でもイヤでしょうね。


ちなみにこの後の顛末で、Kの妹を主軸に描かれた「Doctor K」という作品もあります。さらにその後の、別の主人公(Kの一族)で進行する「K2」(2013年現在イブニングにて連載中)にも続いています。

クオリティの高い画風もそのままに描き続けている所が個人的には好評価ですね。ミスター味っ子の人とか良くも悪くも変わりすぎだから…これらもK好きならオススメな作品です!


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