ゲームの里

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アストロ球団 / 紹介・レビュー

作品情報

表紙 アストロ球団
ジャンル 野球(スポ魂モノ)

作者

作画:中島徳博/原案:遠崎史朗

連載雑誌

週刊少年ジャンプ

連載期間

1972年~1976年

巻数

単行本:全20巻
文庫版:全5巻

ポイント

・想像を遥かに超えた特訓と技
・法の目を掻い潜って卑劣な手段を用いる敵
野球の枠を超えた凄絶なバトル
・真の野球ファンからは賛美両論

あらすじ(Story)

かつて野球の天才と言われながらも戦争で志半ばで亡くなってしまった「沢村栄治」の遺志(魂)を受け継いだ少年達が「打倒読売巨人軍」を掲げ、一試合完全燃焼を信条に世界最強野球チーム「アストロ球団」を結成。残りのメンバーを探しつつ、巨人軍やアメリカ大リーグと戦う野球物語である。


長所(Good point)

ストーリーの勢いが良い

 
  • 昭和の空気をこれでもか、ってくらいに纏っている作品。勢いだけで進行して突っ込み所満載な所が、かえって話の引力を生んでおり、記憶に残る作品となっている。

  • 良くも悪くも野球をしていない為、バトル物っぽい少年向けの作品となっている。

各話が結果的にキレイに終わる

 
  • 野球なのに「血で血を洗う試合」が多く、とにかく憎しみ合って戦う事になるが、終わってみれば遺恨無くキレイに終わる事が多い。


感想(Review)

本作は昭和47年~51年にかけて週刊少年ジャンプで連載していた野球漫画で、内容は当時漫画界を席巻していた「スポ魂」にあたる。
文庫版で全5巻。少ないように思えるが各巻700頁ほどあるので、実際に読むとかなり長く感じる。

ストーリーとしては、野球を愛し、伝説的な選手だったにも関わらず戦争で亡くなってしまった「沢村栄治」の魂を引き継いだ選手達が超絶的な野球を繰り広げるというもの。
沢村の魂を引き継いだ少年達は、体のどこかにボール型のアザがあり、誕生日も皆同じという特徴を持つ。この設定に関しては「里見八犬伝」をモチーフにしているらしい。
その少年達は肉体的にも精神的にも「超人」とされ、野球に対する才能を色濃く持っているという設定。一応人間としての枠を大きく超えたりはしていない。
ただ、リアリティを求めて野球作品として見るとすれば、かなりアウトな部類に入る。管理人としてもそこは承知して見始めたつもりでした。多分「巨人の星」と似たようなもんだろうと思っていたが…
トンデモっぷりでは
巨人の星を大きく上回っていた。

あくまで『野球』の特訓中です。
試合の中で合法的に潰してやると公言された主人公達であったが『人間は数多くの急所を持つが、背中は最も少ない』ということで、背中で攻撃を受ける事を前提に背中を鍛えているシーンです。
これだけで凄すぎるシーンですが、トンデモ設定としては、こんなのはまだまだ序の口です。


敵がルールの法の目を縫って用意したヌンチャク特注バット。

でもやっぱりブーイングの嵐。それでも『正当なバット』ということで使ってもOKだそうです。

他にも、アストロ球団きっての力持ち『球八』がやたらとデカすぎたり。


バトル漫画にしか見えないぶつかり合いを演じて見せたり。


命とか魂とか全てを込めて球を投げた敵が、急に激しく老化したり。


塁に出る人に、集団飛び蹴りで阻止したり。


ホームランボールを捕球する為に天高く舞い上がった「球七」の飛距離がハンパなかったり。



着地と同時に足を痛める。そして謎の効果音「ジャギィーン」 むしろ傷める程度で済むんだ…(゚Д゚;)

とにかく何が起こるか分からない。あらゆるシーンで管理人も↓みたいな感想を抱きました。

突拍子もないシーンばかりですが、これでもごく一部にすぎません。今のご時世ではギャグに取られそうですが、当時は多分マジメにスポ魂してる野球マンガだったんだと思います。

良い意味でムダに熱血路線を突き進んでおり、色々ツッコミどころが満載なので見る価値はあるかと思います。管理人はむしろこういうの大好きです(´▽`)
「聖闘士星矢」の原作者である車田先生もこの漫画に影響されたらしい事が文庫本に書かれています。真に野球好きな人にはお勧めできないかもしれませんが、ただ少年漫画が好きな人は強くお勧め出来る名作です(^o^)


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