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●アストロ球団 - 漫画レビュー

作者
作画:中島徳博/原案:遠崎史朗
アストロ球団
ジャンル
野球(スポ魂モノ)
連載雑誌
少年ジャンプ
連載期間
1972年〜1976年
巻数
単行本:全20巻
文庫版:全5巻
ポイント
・想像を遥かに超えた特訓と技
・法の目を掻い潜って卑劣な手段を用いる敵続出
野球の枠を超えた凄絶なバトル
・真の野球ファンからは賛美両論


STORY(概要・紹介)

かつて野球の天才と言われながらも戦争で志半ばで亡くなってしまった「沢村栄治」の遺志(魂)を受け継いだ少年達が、「打倒読売巨人軍」を掲げ、
一試合完全燃焼を信条に世界最強野球チーム「アストロ球団」を結成。
残りのメンバーを探しつつ、巨人軍やアメリカ大リーグと戦う野球物語である。

沢村栄治の魂を受け継いだ少年達は「超人」となり、その人間を越えた力を活かして勝ち進んで行くという話は「里見八犬伝」を題材にしていると言われている。
(それを示すかのように、超人9人の体にはボール型のアザがある)
本作は様々な魔球や必殺技が飛び交い、野球試合でありながら血みどろの戦いが繰り広げられ、怪我人や死者までも出てくる等の壮絶なストーリーとなっている。


GOOD POINT(長所)

●勢い
昭和の空気をこれでもか、ってくらいに纏っている作品。
良くも悪くも「野球してない」のでバトルものが好きな少年向けの漫画となっている。

●各話がキレイに終わる(結果的に)
野球なのに「血で血を洗う」試合が多く、とにかく憎しみあって戦う事になるが、
終わってみれば遺恨なくキレイに男らしく試合が終わる作品となっている。



COMMENT(特徴・感想) ネタバレ含む

文庫版で全5巻。
少ないように思えるが各巻700頁ほどあるので、実際に読むとかなり長く感じる。

ストーリーとしては、
野球に対して志半ばに亡くなった「沢村栄治」の魂を引き継いだ選手達が超絶的な野球を繰り広げるというもの。

沢村の魂を引き継いだ少年達は、体のどこかにボール型のアザがあり、誕生日も皆同じという特徴を持つ。
「里見八犬伝」をモチーフにしているらしい(管理人は読んだ事がないがw)

その少年達は肉体的にも精神的にも「超人」とされ、野球に対する才能を色濃く持っているという設定。
(一応人間としての枠を大きく超えたりはしていない)

リアリティを求めて野球作品として見るとすれば、かなりアウトな部類に入る。
管理人としてもそこは承知して見始めたつもりだった。
多分「巨人の星」と似たようなもんだろうと。
そう思っていたが…トンデモっぷりでは
巨人の星を大きく上回る作品だった。

特訓中
あくまで『野球』の特訓中です。
試合の中で合法的に潰してやると公言された主人公達であったが、
『人間の数多い急所の中でも、背中は最も少ない』ということで、背中で攻撃を受ける事を前提に背中を鍛えているシーンです。


ばっと 
敵がルールの法の目を縫って用意したヌンチャク特注バット。

やっぱりブーイング
でもやっぱりブーイングの嵐。
それでも『正当なバット』ということで使ってもOKだそうです。


でかい
アストロ球団きっての力持ち『球八』
デカすぎて遠近法が狂って見える。


野球です
バトル漫画にしか見えませんが、野球漫画です。本当です。


白髪化どころじゃない
全てを込めて球を投げたら、激しく老化。


集中攻撃
塁に出る人に、集団で飛び蹴り。


ジャーンプ
ホームランボールを捕球する為の、空への飛距離がハンパない。


謎の効果音
天高く舞い上がった「球七」
着地と同時に足を痛める。そして謎の効果音「ジャギィーン」


読者の代弁
読んでて、とにかく常に読者が↑みたいなカンジ。

突拍子もないシーンばかりですが、これでも漫画の中のごくごく一部にすぎません。
今のご時世ではギャグに取られそうですが、当時は多分マジメにスポ魂してる野球マンガだったんだと思います。

例えるなら「聖闘士星矢」で野球やってるようなカンジ。
(星矢の原作者である車田先生もこの漫画に影響されたらしい事が文庫本に書かれている)

良い意味でムダに熱血路線を突き進んでおり、色々ツッコミどころが満載なので見る価値はあるかと思いますw



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