ゲームの里
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仮面ライダー龍騎 / 紹介・レビュー

作品情報

表紙 仮面ライダー龍騎
ジャンル 特撮、ヒーロー

話数

全50話(+劇場版、TVSP版)

放映年

2002年~2003年

OP曲

Alive a life 【歌:松本梨香

主な挿入歌 果てなき希望(いのち) 【歌:きただにひろし
Revolution 【歌:きただにひろし

ポイント

  • キャッチコピーは「戦わなければ生き残れない!」
  • 13人のライダーが自らの願いを叶える為に殺しあう
  • 「子供が観るヒーロー」としては賛美両論
  • 人間関係について深く描かれた、大人向けな作品
  • 最終話前で衝撃の展開
  • 戦っても生き残れない!
  • 劇場版、TVSPを含めると4種類のエンディングがある

あらすじ(Story)

西暦2002年。街では人々が忽然と失踪する事件が連続発生していた。真相を追うネットニュース配信社の「OREジャーナル」に所属する見習い記者「城戸真司」は、ある失踪者の部屋を取材中、落ちていた奇妙なカードデッキを手にする。その時真司は、鏡の中の世界「ミラーワールド」と「モンスター」の存在を知る。その後突然ミラーワールドに吸い込まれた真司は、そこでライダーの一人である「仮面ライダーナイト」に出会い、モンスターとライダーの戦いについて知る。
やがて真司は、モンスターや仮面ライダーのことを詳細に知る「神崎優衣」が語った情報を元にモンスターのドラグレッダーと契約し、戦う力を得た「仮面ライダー龍騎」となってモンスターから人々を護ることを誓う。だが、仮面ライダーナイトである「秋山蓮」は真司と共闘するどころか、真司に挑みかかってきた。最後の一人となった仮面ライダーは願いが叶うと言われており、その後も次々とお互いを敵視するライダー達が現れるのだった。



長所(Good point)

CGのクオリティ向上

 
  • 平成ライダーの先駆けでもある「仮面ライダークウガ」から積極的にCGを活用するようになったが、当時は明らかに不自然な出来で個人的には観ていられるモノではなかった。

  • いわゆる昭和ライダーの時代はCGを必要最低限のエフェクトくらいしか用いてなかったのに対し、平成ライダーは実演の割合が減り、実際かなりの違和感があったが、本作からは比較的自然なCGとなった様に思う。

特撮ヒーロー物というよりは、人間ドラマ

 
  • 昭和ライダーまでは単純に悪を滅ぼして終わるという勧善懲悪モノだったが、本作はただ単純に正義と悪とに分けられるストーリーではない。

  • 昭和ライダーを観て育った今の大人でも楽しめる大人向けライダーといった内容。逆に主な視聴者であるハズの子供には難しいと思われる。


感想(Review)

平成ライダーシリーズ第三作目。キャッチコピーは「戦わなければ生き残れない!」
これまで正義と平和の為に悪と戦うヒーローとして描かれていた「仮面ライダー」の中でも珍しい設定で「ライダー同士が殺し合い、最後の勝者は何でも願いが叶う」という内容になっており、賛美両論ながらも破天荒で独自の要素を多く盛り込んでいる。

管理人は昔からヒーロー物が大好きで、特に孤独と悲哀を抱えて戦う「仮面ライダー」は憧れの対象でした。大型二輪免許を取るくらいに(´▽`)
世代的には「仮面ライダーBLACK」で、シャドームーン(ライバルの仮面ライダー)との戦いを観て育っている為、本作の「ライダー同士の殺し合い」については特に拒否反応は無かったです。むしろ燃える。
ただ、当時の世間の評判としては
「愛と正義の戦士」ではなく「自身の欲望の為に殺し合う戦士」であった事に「子供が観るような番組ではない」と批判されてもいました。確かに子供が観る番組ではなかったかもしれません。しかしそれは「相応しくないから」ではなく、子供には難しい人間関係が深く描かれているからだと思ってます。

管理人は正直、平成ライダーの祖である「クウガ」や「アギト」はさほど好きになれず、仮面ライダーも個人的には潮時かな…と思っていた中で、この「龍騎」はかなり「仮面ライダー」を見直す作品でした。CGもクウガみたく不自然なモノではなく、あまり違和感を感じないレベルにまで昇華しており、各種アイテムの電子音声もカッコ良い(コレに関しては今後のライダーで活用されていきます)。

ストーリーだけで言うなら、全ライダーの中でもトップクラスだと思います。仮面ライダーに興味は無くとも、人間ドラマを好む大人にはオススメ出来る作品ですね!


名シーン・名セリフ集


真司「なんでアンタと一緒に暮らさなきゃならないんだ?」
蓮「イヤなら出ていけ」


この後の沈黙数秒がなんとも言えない(´▽`;)
殺し合う関係であるハズの二人が、成り行きで共に暮らす事になってしまったシーン。

手塚「運命は変わらない訳じゃない、むしろ変えるべきものだ」

コイン占いで手塚(仮面ライダーライア)が言ったセリフ。ちなみにこの後、手塚は「コーヒー、カフェイン抜き」と注文する。カフェイン抜きと注文出来るのはこれで初めて知った(´▽`)

編集長「真実は一つだ、だが正義は一つじゃーない。最終的には、自分を信じるしかないんだけどな」

蓮の戦う目的を知り、戦いを止めていいのか悩む真司に対して編集長がかけた言葉。軽い口調で言っているが、内容はなかなか重い。

蓮「借りが…出来たかもな」
真司「え…?何に?」
蓮「…分かってないなら良い」


真司は蓮の願いを知る事になり、戦いを止めるべきか考えたが答えは出せなかった。悩みに悩んだ結果、蓮と本気で戦う覚悟を決め、勝負を挑んだ。邪魔が入り決闘にはならなかったものの、蓮は真司の事を見直す様になる。真司の覚悟を感じ取ったのか、それともいざという時は自分を止めてくれると信頼したのか…。

手塚「俺の占いが…やっと…外れる…」

王蛇のファイナルベントから真司を庇ったライアの最後の言葉。占いでは、本当は真司が死ぬと出ていたが、その身をもって運命を変えた。その後の大きな運命が変わる事を信じて…。

「生き別れになった弟と会えれば、変われるかもしれない」と真司達に弟を連れてきてもらった浅倉。しかし会わせてみれば、生き別れた原因である放火も自分でやった事だと告白する。
浅倉「会いたかったぜアキラ…今度こそ、消えろ」
そう言い、ジェノサイダーにアキラ(弟)を食わせる。
真司「信じられない…お前…お前の様な人間がいるなんて…」
蓮「城戸、ヤツは人間じゃない!モンスターだ」


衝撃すぎるシーンです。何が浅倉をここまでおかしくさせたのか…最後まで語られていない。

仮面ライダーオーディンのタイムベントにより、同じ事を繰り返し、その目的を問う真司達。
オーディン「知る必要はない。お前達の戦いは何も変わらない」
真司「いや…一つだけ変わった」
オーディン「何?」
真司「重さが…消えていったライダー達の重さが、二倍になった。これ以上は増やさない!」


転んでもただでは起きないファイトを見せてくれた真司。話自体は体の良い総集編みたいなもんなんですけどね…(´▽`;)

29話全体が見所。令子を狙うストーカーを探す為に真司が蓮と北岡に協力を要請。三人仲良く行動するギャグ回となっている。殺し合う運命にあるこの三人が一緒に仲良くメシを食う所なんて考えられなかったなぁ…(´▽`;)
ちなみに次の30話も別種のギャグ回。

蓮「お前はいつか、俺と戦うと言ったな…本気なら、今すぐ俺と戦え」
真司「俺は絶対に死ねない!一つでも命を奪ったら…お前はもう後戻りできなくなる!」
蓮「俺はそれを望んでいる!」


蓮の恋人の命があと数日と知り、真司に戦いを挑む回。真司もそれを感じ、蓮のやり切れない気持ちと、戦いを受け止めるのだった。ちなみに名曲「Revolution」が初めて流れるシーンでもある。

蓮「俺は…変わったか?」
恵里「そうだね…ちょっと…顔が少し優しくなったかな」


友を傷つけ、人を殺めた自分が、どう見えるかを問いかけたのだろうか…

真司「お前が全てのライダーを倒して、それで恵里さんが助かったとしても、恵里さんは…喜ばないと思う」
蓮「そんな事は分かってる」
真司「だったら!」
蓮「それでも…生きていて欲しい人間がいる!例え世界中を敵に回しても、そいつを…死なせたくないと思う。それが間違っているかどうかは関係ない。その為に俺は戦う…それだけだ」


愛する女の為に戦う男の、カッコ良すぎてなかなか言えないセリフその1。

恵里「お願いだから、私の為じゃなくて…自分の為に…」
蓮「ああ…俺はそうしてる」


愛する女の為に戦う男の、カッコ良すぎてなかなか言えないセリフその2。

浅倉「ここか…祭りの場所は」

名言(迷言)すぎて半分ネット用語になりつつあるセリフ。ナイト、タイガ、オルタナティブゼロが入り乱れて戦うカオスに降り立ってすぐに放った言葉。

北岡「城戸がバカだと思う人は手を上げて」

満場一致で手を上げる(浅倉すらも)。こいつらむしろ仲が良いんじゃないかと思う事が…(´▽`)

浅倉「その程度か…英雄だろ…?お前…?もっと俺を楽しませろ」

独自の精神論で裏切りを繰り返すタイガを圧倒した浅倉の言葉。正直スカッとした(´▽`)

蓮「お前はずっとそうやっていつも迷ってきた…それで誰か一人でも救えたのか?」

結果的に何も変える事が出来なかった真司に対しての言葉。それぞれに叶えたい願いがあり、それを否定出来ない真司はますます苦悩する。

真司「戦いの、辛さとか、重さとか、そんなの自分が背負えば良い事なんだ。自分の手を汚さないで誰かを守ろうなんて、甘いんだ」

優衣を守る為に、真司もついに自身も戦う決断をしたシーン。

真司「なんでだよ…俺がやめろって言った時はやめないくせに…俺が戦おうとすると誰も戦わないんだよ…」

戦う決断をして他のライダーに勝負を挑む真司だったが、その痛々しい姿に誰も戦いを応じる事はなかった。

真司「迷わない…考えない…決めたんだ…」

自分に言い聞かせながら、優衣の運命を変える為に蓮に刃を向けた真司。そのまま蓮を追い詰めるものの、結局トドメを刺す事は出来なかった。

真司「同じかよ…どうやっても結局…俺は…優衣ちゃん…ごめん…」

優衣を救う為に戦うと決めたハズなのに、他のライダーを殺す事は出来なかった。かつての蓮同様、だれかの命を奪う事と優衣を天秤にかける事に苦悩する。

編集長「何が正しいのか選べないのは良いが、その選択肢の中に自分の事もちゃんと入れとけよ」
真司「え…?」
編集長「お前が信じるモンだよ」


思い悩むに対して助言を飛ばす編集長。編集長は仮面ライダーシリーズで最もカッコ良い一般人かもしれない。


真司「俺さ…昨日からずっと考えてて…それでも分からなくて…でも…さっき思った…ミラーワールドなんか閉じたい、戦いを…止めたいって…きっと…すげぇ辛い思いしたり、させたりすると思うけど…それでも、止めたい。それが、正しいかどうかじゃなくて、俺もライダーの一人として、叶えたい願いが…ソレなんだ」
蓮「ああ…だったら生きてその願いを叶えろ!!死んだら…終わりだぞ!!」
真司「そうなんだよな…蓮…お前はなるべく…生きろ…」
蓮「お前こそ生きろ!城戸…死ぬな…死ぬな!」
真司「お前が…俺に、そんな風に言ってくれるなんてな………」
蓮「城戸!……おい、城戸!城戸ォーーー!!」


まさかの主人公途中退場。真司への蓮の友情が感じ取れるシーンでもある。致命傷を負いながらも誰かの為に戦う姿は、まさにヒーローそのものでした。


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