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●D.C. 〜ダ・カーポ供 - アニメレビュー


ジャンル
学園、恋愛
ダ・カーポ2
放映年
2007年
話数
全13話
OP曲
サクラキミニエム 【歌:yozuka*
ED曲
優しさは雨のように 【歌:CooRie
ポイント
・原作のテーマは「こそばゆい学園恋愛」
本作に「こそばゆい恋愛」シーンは少ない
・第一話でまさかの告白&結ばれる
・終盤でまさかの破局
・恋人じゃないキャラがメインヒロイン
原作のメインヒロイン(浅倉姉妹)が空気
学園全体がイエスマン集団
・続編で名誉挽回?


STORY(概要・紹介)

枯れない桜が咲き誇る不思議な島「初音島」で暮らす青年「桜内義之」(さくらい よしゆき)は日々の楽しい高校生活を送っていた。
そんなある日、秋の学園祭で、幼馴染である「月島小恋」(つきしま ここ)に告白され、結ばれる事になった。
お互いが愛も恋も知らない手さぐりの付き合いの中で待つ運命とは…

わりと普通の学園モノに見えますが、枯れない桜が咲き乱れている設定からある通り、普通ではない設定が目白押し。
主人公は無から和菓子を手から生み出す魔法を使えたり、他のキャラもなにかしら特殊な能力があったり…
尚、やや未来設定にある事もあり、感情を持つロボットも登場する。
ちょっと不思議な、まったり学園恋愛モノを堪能したい人は是非。


0 1 2

GOOD POINT(長所)

●ロボットが人間との共存へと努力するストーリー
かつて人間から迫害を受けたロボットが、その恨みを捨てて人間と共存を図ろうと努力する物語。
但し上述の歴史があったという背景がある設定の為、人間の醜い部分ばかりを見せつけられるのでストーリーは賛美両論あるかと思われる。


COMMENT(特徴・感想) ネタバレ含む

人気PCゲーム同名作品を原作としたアニメ。(という事だが管理人は原作未プレイ、漫画版は読んでいる為、全体的なストーリーは理解しているつもり)

通常、こういった学園恋愛ストーリーは色々な子と仲良くなりつつ学園生活を送っていき、最後にメインヒロインと結ばれるという話が多い印象だが、
本作では第1話でいきなりヒロインの一人である月島小恋(つきしま ここ)に告白され、結ばれる。
ストーリー展開上良いのかどうかは分からない、だが少なくとも別のヒロインファンにとっては掴みで失敗しているのではないだろうか?
(ちなみに管理人は音姉ファンだったので、ココでちょっと精神的に躓いた感がありました)

兎に角も、ここから小恋とのイチャイチャパラダイスが毎話行われるのかと思ったらそうではなく、
何故かヒロインの一人である天枷美夏(あまかせ みなつ)ストーリーが多く展開される。(浮気とかではない)

結果、主人公は小恋を蔑ろにしてしまい、周りへの友情を重視してしまう傾向が強く、小恋が思い悩むという鬱展開が多い。

特に第10話では指切りまでした約束を守らず、その事前連絡さえ怠り、挙句の果てに自己弁護だけは怠らない有様。

それとは別に、本作では「かつて人格を持ったロボットが多く製作されたものの、その優秀すぎる性能から人間に迫害された」という人間社会における過去があり、
教科書でその歴史を教えられる程の設定背景がある。人間どんだけ劣等感あるんだよ…
(まあ感情・性格に関してはプログラムでどうこう出来るだろうが、雇用・経済への影響は少なからずあったかもしれない)

上述の美夏もまたそのロボットであり、序盤では主人公と一部の人間以外は事実を知らされずに人間と思って接していたが、
第8話でロボットであると分かった途端、学校全体が醜いまでに迫害を始める。
だが美夏が第12話で子供の交通事故を身を挺して防いだ事で学校全体が一気にスーパーヒロインとして尊敬の念を抱くようになる。
とあるキャラが「何これ?皆てのひら返したみたいに…」と不快そうに言っていますが管理人としても完全に同意。
全員周りに合わせすぎだろ…「ロボットのくせに人間みたいに振る舞うのが気持ち悪い」と言っていた学生がいましたが、君らの方がよっぽど気持ち悪い。
その後、美夏は大人の事情で退学となってしまうが、最後に出来る餞別として美夏だけの卒業式が開かれる。
主人公達のみならず、学園全体で。

こうして一応明るく終わるが…なんとも素直に喜べない内容でした。


P.S. ストーリー上のツッコミ所(気になった所)

●OP曲の謎
曲名は「サクラキミニエム」
歌の始まりと終わりの部分でも「桜〜君に〜エム〜♪」と歌うのが印象的だが…これは一体どういう意味なのだろうか?
最終話サブタイの「桜笑み君想う」を見て、ああ!「桜、君に笑む」か!と気づいたんですが、
そう気づくまでは、君にエム?君にM(マゾ)!?と思ったのは俺だけでは無いハズ。

●キャッチアイの音が不安を誘う
(でれれ〜れれ〜)何故こんな音にした?

●音姉が冷たい
原作では、弟くん(主人公)に対して世話を焼くのが趣味というくらいベタベタなキャラのハズだが…

本作では何故か主人公に対して冷たい態度が多い。(美夏のフォローが出来ていない主人公に対し「しっかりしなきゃね?弟くん」(無表情)と言う等)
キャラに対する性格付けがおかしい。

●第8話における主人公のヘタレっぷり

美夏が落ちてきた看板の下敷きになり、主人公達の目の前で救急車に運ばれていくシーンがある(美夏がロボットである事がバレては都合が悪い状況)
ここで主人公は救急車に同乗してバレる状況回避に努めていれば良いモノを、何故かポカーンと見送っている。
(同乗出来る状況なのは確か。その証拠に由夢は同乗している。まあこの状況で治療を避けられるかは難しいのも事実だが…)

その後、結局美夏がロボットであるという事が皆に薄々バレてしまい、友人一同に説明を求められるが、
主人公「え〜と…何から話せばいいのか…その…」
説明に困るほど複雑な状況ではない。
「実は美夏はロボットで、自分が誤って起動させてしまった。社会問題の背景から言って取り敢えず秘密にするよう水越先生に頼まれていた。済まない」でOKな内容だ。
モタモタしているウチに、美夏本人が現れて主人公の代わりに説明する事になる始末。

●本作におけるケータイ
本作は前作(現代)の53年後という設定になっており、西暦で言って2050年くらいにあたる。
その為携帯電話も進んでおり、漫画版では非常に小さいスマホのようなモノを使用していたハズだが…本作では普通のガラケーが使われている。
アニメとしては視聴者に対する理解度を高める為、あえて採用しなかったのかもしれない。


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