ゲームの里
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ロストヒーローズ / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

スキルの自由度が高い

 
  • 『世界樹の迷宮』を開発したランカースらしいシステムで、スキルツリー方式となっている。スキルポイントを払って習得していくが、スキルポイントは経験値同様に戦闘で加算されていくので最終的には全て覚えられるのも良点。

  • ヒーローは力を失っているという設定の元、基本的な技から順に習得していく背景となっている。

ゲームシステムが快適で優秀

 
  • 3Dダンジョンで複雑極まる本作ではオートマッピング機能が用意されており、下画面に常時MAPが表示されている為、現在位置も掴みやすい。(PSP版は随時MAPに切り替えが必要らしい)

  • 高速戦闘モードを備えている。通常攻撃オンリーになるが、戦闘が快適に進められる工夫が凝らされている。例えるなら女神転生シリーズと同様。

フォースシステムによる戦略性

 
  • 敵のチップを集めて作成出来る「フォース(スキルや能力)」が戦略の幅を広げている。フォースは6つまで装着が可能で、強力なフォース程「フォースキャパシティ」を必要とする。

  • ただ、キャパシティ上限を設けているのだから、6個までと言わずもっと付けられたら良かったと思う面もある。そうすれば「弱いフォースを数多く付ける」か「強いフォースを1,2個付けるか」という選択肢も生まれるというものだが、実質弱いフォースは後半要らなくなっている。前半役に立ってくれたと考えればムダではないのだが…

短所(Bad point)

ストーリーが薄い

 
  • 完全に懲悪オンリー。全体的に「悪者を倒して終わる」という単純な話に終始したのは残念。

  • 子供向けなのか?とも思うが、なぜかCERO:B(12歳以上対象)となっており、どこを目指して作ったのか曖昧な感じはする。

ショートカット地点がMAPに表示されない

 
  • 本作のダンジョンは極めて長い構成だが、後半地点に辿り着くとスタート地点と行き来出来る道が繋がり、便利にショートカット出来る様になる。

  • そのショートカット自体は便利な良点と言えるのだが、ショートカット地点は何故かMAPに表示されない。

ライドダンジョンがかなり面倒

 
  • ライドバトル時のステータスは速度以外一切反映されず、攻撃力等はライドマシンの性能で決まる為、戦略性は低い。

  • 改造必須なバランスで敵の強さが設定されている為、大体は難易度が高くなっている。ココに限りシンボルエンカウントなので、避ければ良い話なのだが…大体が長期戦になりがちなのも辛い。

  • 特に「ショッカー・キューブ」外壁で大勢いる「ギガンテスハデス」は強酸弾必須な強さなのに、ソレはその奥にあるという鬼畜設定。ココでこのゲームを投げた人もいるんじゃないかと思う。

ヒーローの戦力差が激しい

 
  • パーティ編成が可能なゲームである以上、ある程度強弱がに分かれるのは仕方ないが、その差が装備によって埋められない程に激しいのが問題。

  • 一例として、ウルトラマン系は実質3ターンしか戦えずに不便で、RXは運以外のパラメータが破滅的に低い等が挙げられる。

  • 「ウルトラマン大好き!ウルトラマン系だけで埋めたい!」という人になると、それだけで制限プレイになってしまうほど厳しい現実が待っている。キャラゲーとしては問題点とも感じられる。

  • また、ゲーム自体の難易度が高い為、拘りで進められる程甘くもない、恐らくみんな似たようなパーティ構成になっているものと思われる。

感想(Comment)

久々のコンパチシリーズっぽいヒーロー3種によるRPG。これだけで注目度は高かったんじゃないかと思います。

かつてバンプレは同じようなクロスオーバー作品である「ヒーロー戦記」をSFCで発売していましたが、それと似たようなゲームなのかな?と思い発売日に購入しましたが…正直微妙な作品だったと思います。

ぶっちゃけて言えば「各作品に登場する悪役を倒していく話」となっており、クロスオーバーは多少あるものの、コレといって面白い展開もなかったです。どうしてこういう内容になってしまったのか…と考えると、オリジナルキャラの不在が原因の一つとしてあるのかなと思います。

ヒーロー戦記ならギリアム・イェーガーとその乗機ゲシュペンスト。特撮大戦2001ならヴォルテックスとルシファード。
オリジナルキャラがいるからその根っこにオリジナルストーリーがあり「この先どうなるんだろう?」みたいなワクワク感もありました。スパロボシリーズにしたってそういう所があるかと思います。

15人のメインキャラの戦力差も大きすぎる気がしますね。カラータイマーシステムはなくて良いんじゃないかと。ウルトラマンファンなら涙目になってそう…グレイトバトルやヒーロー戦記にもそういう設定はないし。

ただ、ゲームシステム面では3DダンジョンRPGで有名な「世界樹の迷宮シリーズ」開発も行った「ランカース」による作品だけあり、さすがに良く出来ています。オートマッピングと高速戦闘は今時の時間が足りない社会人のニーズにもマッチした素晴らしい造りでした。
ゲームシステムは極めて良かったんですけどね!惜しい作品だと思います。

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